「アリウープ」
出典元、バスケットボールの技。シュートの名前。
味方から受け取ったパスを空中で受け取り、そのままダンクするという大技である。もの凄く格好いい。二人の息が合っていないと成功しないと言うが、偶然出来てしまう事もあると思われる。
バスケではシュートしたボールが上空に上がり、落ちてきてゴールに入るのだが、上昇し最高点を過ぎて落下に入ったボールは触ってはいけないルールになっている。考えてみれば分かることで、これがOKになると、ゴールの上まで手が届く人は皆シュートを防げる事になってしまうからだ。なので”敵味方共”落ちている最中のボールに触れるのは反則である。が、主に落下中にパスを受け取りダンクしてしまうアリウープは容認されている。多分、格好いいからしょうがないという事なのだろう。
似ているものとしてバレーボールのクイックがある。「レシーーーブ」、「トーーース」、落ちてきたところに合わせてジャンプしてからの「アタック!」が通常だとすれば、「レシーーーブ」、「トス「アタック!」という相手の意表を突く速攻である。真下などの分かりやすいところからのトスだと普通の格好よさだが、見えないようなところからのトスをボールの上昇中にアタックなんて決めてしまうと滅茶苦茶格好いい。フェイントで飛んでいる人はあまり格好よくない。
ただ、「アリウープ」という言葉はもうちょっと知名度が上がってほしい。何故かと言うと、日常生活でも「あ、アリウープだ」と思う事がよくあるからである。下手をすればバスケより多く発生している。
例えば、十何分に一本の電車がホームに降りた瞬間に到着したとか、お店に入った瞬間に携帯にその店のクーポンが届いたりとか、必要だった資料が自分のプレゼンの直前に届いたりとか、などである。狙って出来るものでないからこそ感動するのだが、狙ってできるサービスがあるとしたら狙ってみるべきだろう。人は勝手に運命を感じて財布の紐を緩ませる。
問題は、「あ、アリウープだ」と思うものの、アリウープという言葉の知名度がいまいち足りない事か。別の言葉を当てはめてもいいが、せっかくアリウープという言葉があり、少し格好いいのだから、このままもうちょっと知られる言葉になって欲しい。バスケ人気はアメリカだとものすごく、日本では現状そこまでではない。結局はバスケ用語なのでバスケが流行ることが重要か。
と思ったが、語源を辿るとフランス語の「いっせーの、せっ!」みたいな意味になるらしく、やっぱり名前は違ってもいいかもしれない。
本ページの情報は2023年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
アリウープはシュートでなくパスだから反則では無いそうです。またダンクである必要も無いそうです。
アリウープはシュートでなくパスだから反則では無いそうです。またダンクである必要も無いそうです。あとハーフパイプの技でもありますね。