A「100×0.8=80 80×1.2=96 ホントだ!人情としては80×1.2=100になってほしいよね」
B「こういうことに人情とか無いだろwww」
出典元、2chスレ「「いや、まてよ・・よーく考えたらおかしいぞ」と思う事」より、どこかの二人のやり取り。
「100×0.8=80」、間違いない。「80×1.2=96」、いやそんな事ないだろう、「100」だろう、と思ったけどそんな事あった。いや、まあ、初めから分かっていたが。数学でたまにある違和感である。無論、歴史ある中導き出されている結論なので絶対に間違いはない。が、感覚的に違和感を覚えることはやはりある。
分数で分母が「0」は存在しないとか言われても、分子が「0」なら「=0」なんだから分母「0」も「=0」でいいじゃん、とか思ったりする。「9」から「10」に辿り着くまでは「1」だが、それに「×0.9」して、辿り着くまでの数字をひたすら「×0.9」して繰り返しても絶対に「10」に辿り付けない、え、もの凄く近付いてるけどがそれをいくら繰り返しても辿り着けないのか、とか。意外な数字が素数だったり、逆にこれがこれで割り切れるから素数じゃないのか、とか。最初の数字を何に設定しても、ある手順の計算をしていくと必ず同じ数字になる手品みたいな問題とか。まあ、これは「×0」みたいな分かりやすい仕組みが入っていれば分かるが、それをしないでも同じ数字に出来たりする。円周率は円に最終的な答えがないのはまだ分かるが、ルートぐらいは割り切れてもいいんじゃないか、とか。
つまり人情としては「そこをなんとか」なのだが、「こういうことに人情とか無い」のである。困った事に。いや、実生活であまり困りはしないが。
困ると言えば消費税辺りか。3%になった時は新しい負担の課税自体が衝撃だった。うまい棒10円を3本ずつ買えば消費税がかからないじゃないか、とか考えたものである。3%はなかなか計算しにくい数字だった。そして5%になった時に「あ、計算しやすい……」という情状酌量の余地が残ってしまい、8%になってまた面倒くさくなった。実際になったら嫌だが10%になったら暗算も楽に出来るようになる事を考えると利点もなくはないなと思ってしまう。だが実際は暗算に挑戦して間違える人が続出するという可能性もあるので、悲喜こもごもである。
ところで99円に8%を掛けると106円になる。やはり人情としては107円になって欲しいところだ。こういうことに人情とかないけど。