言の葉の魔力

名言から名称、掛け合いまで。魔力を放つ言の葉を紹介

「考え続ける」

投稿日:2019年4月22日


「考え続ける」

出典元、不詳。ここで述べる内容の信憑性についても、不明。

「考える」という行為を日々行っている人は多いと思うが、ここで言う「考える」は、答えのない問題についての話である。とはいえ哲学的な話ではない。つまり数学の問題は考えて答えに辿り着くし、何かのサービスで最も良い料金プランの組み合わせを考えている人もいつかは答えに辿り着くだろう。そういう答えのない設問、新商品に格好いい名前を付ける、企画のアイデアを考える、小説家がストーリーを考える、などである。

確実な正解と言える答えはないが、出さなければならない。そこに存在するのは出来るだけ良いものにしたい気持ちと、これまで作ってきたものにひけを取らないものにしなければという気持ち、だろうか。ひっくるめてプライドの問題とも言える。そして大体の場合において締め切りが設定されており、最高のものを考え付くまで待ってくれる訳ではないというのが頭を悩ませる難問である。しかし締め切りがなければいつまで経っても答えが出せない可能性もあり、答えのない問題に対して日々考え続ける人にとっては、締め切りとは必要なものなのかもしれない。では締め切りまでに最高と思えるアイデアが出せない場合はどうするのか。それは、

「次善策を出す」

となる。「次善」とは「最高ではないがその次ぐらいに良いもの」なので、つまり考えている間にいくつか案を出しておけ、という話である。が、まあ、ありていに言ってしまえばこれは失敗であるし、自分への敗北でもある。周りの評価につながるものなら、そこで評価が下がってしまう事もあるだろう。ただ、その周りの人が最高の案を出せたかと言うとそんな事もないので、結局は自分への敗北である。では、どうすればいいか。

「考え続ける」

これが、あまりない手法のうち、最も効果的なものである。……と思われる。しかしバリエーションはある。例えば創作活動など、答えのないものの最たるものと言っていいだろう。漫画家は、どんなに案が出て来なくても締め切りまでに話を作らなくてはならないし、ストーリー漫画ならば、そこでおかしな展開にしてしまうと後々大変な事になる。ある漫画家は、「壁を背にする」とアイデアが浮かぶ事が多いと言う。別の漫画家は、「公園を散歩する」とアイデアが浮かぶそうで、喫茶店でアイデアを練る漫画家には、「ダメなら店を変える」とアイデアが出るらしい。共通して言える事は、環境はそれぞれながらも「考え続けている」という点である。なにが目に入って来て、なにが聞こえて来てアイデアがひらめくか分かったものではないからだろう。そんなたまたま起こった出来事でピンと来て着想を得るなんて、漫画じゃあるまいし。……ものが漫画なだけに。

しかし「無」も有効活用出来るのがこの手法の利点である。「無」とは考えない事。寝てるのか? そう、寝ている時である。つまり夜、これから寝る時もひたすら考え続ける。そのまま眠りにつけばその夢を見られる、なんて楽観的な事を言うつもりは無いが、どちらかと言うと起きる直前にまどろみの中、寝る前の考えが再開する可能性がある。脳環境のバリエーションの一つを使ってみるという手で、これが成功すると起きた瞬間に今にも忘れそうになりながらも新しいアイデアを思い付いている。つまりとっととメモをした方が良く、枕元に書く物と書かれる物を用意しておいた方が良い。ない場合はとりあえず口に出してみると脳が忘れても耳が覚えているので緊急時には有効である。それくらいすぐ忘れるので注意が必要な、ある意味必殺技である。

似た技に、「とりあえず適当に作ってみる」、「手を動かし続ける」がある。

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