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“ニセコイ”作者の古味直志「もう何連載してもキムチキムチ言われるんだぜ?」「じゃあ次はフレアって言われることを目指そうぜ」

投稿日:2019年5月23日

A「もう何連載してもキムチキムチ言われるんだぜ?」
B「じゃあ次はフレアって言われることを目指そうぜ」

出典元、2chスレッド「ニセコイの作者ってニセコイ終わっちゃったらどうすんの?」より。どこかの二人のやり取り。

2016年のスレである。週刊少年ジャンプで連載していた古味直志の漫画、「ニセコイ」は既に終了しているが、終了する以前のやり取り。「ニセコイ」は主人公の一条楽(いちじょう らく)一人に対して複数のヒロインが登場し、大体のヒロインが楽に惚れるという「To LOVEる」的漫画であった。最後に誰を選ぶか的な興味はみんなもあっただろうが、ギャグ寄りの漫画なのであんまりストーリーがどうの、という見られ方もしていなかっただろう。終盤は脱落レースがあったので多少はそろそろ終わるんだな、最後どっちを選ぶのかな、という考察もあったが、なんとなく予想が付く展開だった事と、問題のキムチ発言のせいで作品全体が台無しになっている部分もある。いや、あると思っている人もいる、ぐらいにしておくか。いや、このスレでは共通認識だったぐらいにはインパクトの強い、酷いエピソードだった。

「もう何連載してもキムチキムチ言われるんだぜ?」

どうしてこんな事を言われるハメに陥ってしまったのか。「ニセコイ」は一応、ダブルヒロインものである。楽は、小野寺小咲(おのでら こさき)が好きで、実は小野寺も楽の事が好きという意外にも最初から両想い、しかし伝えられない状態の中、ストーリーは始まる。なにげにこれも「To LOVEる」的である。そこにもう一人のヒロイン、桐崎千棘(きりさき ちとげ)が加わり、家の事情で楽と千棘が偽の恋人を演じなければいけない事になった。これが「ニセコイ」の設定である。あとはドタバタコメディ、いや、ドラバタラブコメディか。ちなみにアニメ化もされてジャンプのラブコメにしては長く連載された人気作品である。

問題は中盤にあったワンシーンだった。小野寺が楽と二人、いいムードの時に、楽に「キスしてもいい?」と言ったのだ。ほぼ告白の様なものである。そしてその時、千棘もすぐ近くまで来ていた。ラブコメにおける決定的瞬間か――。

楽は、うたた寝をしていて聞いていなかった。

千棘は、「キムチでもいい?」と聞こえて、なんでそんなこと聞いたんだろう、と思った。

この展開に読者は大ズッコケである。このあとから、「ニセコイ」という作品は読者によってキムチキムチ言われる悲しい宿命を背負う事になる。盛り上がり的には大いに必要な場面だったし、引き延ばし的には決定的な事には出来ない必要措置だったかもしれないが、いかんせんやり方がまずかった。

さて、スレにおけるこの返しも秀逸である。

「じゃあ次はフレアって言われることを目指そうぜ」

フレアというのは同じ古味直志の前の作品「ダブルアーツ」に登場する能力の名前である。主人公と手を繋ぐだけで、繋いだ人たちの人数だけ力が倍増するという、今で言うチート能力だった。円陣を組むぐらい人が集まれば、家や船でも動かせる。作中でも問題視している人物もいたが、とにかく読者が「チート過ぎるだろw」という感想を抱いた事は確かである。やりすぎ設定の一つであるが、これはつまり……

つまりキムチこと「ぶち壊し展開」って言われるのがイヤならフレアこと「やりすぎ能力」で呼ばれることを目指そうぜ、という、酷い返しである。うん、

すごく上手い。

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