「直接圧迫法」
出典元、応急手当ての名称。ケガの状態に合わせて「関節圧迫止血法」や「緊縛止血法」などと使い分ける。
専門家ではなく、間違った事を書く可能性もあるので、鵜呑みにしない程度でお願いしたい。
圧迫止血法と覚えていたが正式名称は「直接圧迫法」だった。人は普段見ないものを見たり、イレギュラーが起こるとパニックになってしまう。アメリカ人などは叫んだりするだろうが、日本人はむしろ固まったり、あわあわしてしまう方が多いだろうか。ケガをして流血する、などが最たる例で、自分にしろ他人にしろ、急にそんなことが起こって対策が分からない場合、何も出来なくなってしまう。
何が言いたいかと言うと、「血が出たらとにかく傷口を強く押さえろ」である。左手を切ってしまったなら右手で押さえる。逆ならその逆をする。圧迫なので力強くだ。もちろん厳密には消毒しなければならなかったり、綺麗なガーゼなどで押さえた方が良かったりするが、日常生活でのちょっとした切り傷でも案外ドバドバ血は出てしまうのである。その非日常具合のドバドバに、頭がパニックになる。絨毯が汚れちゃう! の前に、とにかくその傷口をどうにかしなければならない。そのもっとも単純な対処法、応急手当てが、「傷口を強く押さえる」である。とにかく何もせずあわあわするぐらいなら押さえてしまえばいい。頭がパニックになり、動かさない方がいいかも、などと考えてしまいがちだが、それは頭を打った場合などであり、切り傷はとにかく押さえてしまう。それから可能なら心臓より上に持ち上げると出血の勢いも弱くなる。応急手当てが済んだら、詳しい人や専門家に任せればいい。
こと医学については、一般人は医者に任せなくていいのか、と考えがちで、それから学校でもなかなか習う事ではないので中々判断に迷うところもある。試しにやってみて教えられるものでもないので、そこが難しいところである。しかし風邪は普通、家で寝て治すものだし、肩こりや神経痛なども何だかんだ言って放置したりなんとなく自分で対処してしまう人も多い。案外何となくで勝手に治療を行っているのである。もちろん、それも間違っていては病状は悪化するし、昔ながらの対処法だろうがお婆ちゃんが言っていようが間違っている事もあるのだが、それを考えれば、ちょっとした切り傷の対策ぐらいは頭に入れておいた方がいい。
「直接圧迫法」。その名の通り、とにかく切って血が出たら傷口を手で押さえろ、である。