フォトショで写真加工の技術を身につけた母が天体観測中に思い出したかのように「お母さん最近人を一人消したよ」って言い出したの多分一生忘れない。
フォトショで写真加工の技術を身につけた母が天体観測中に思い出したかのように「お母さん最近人を一人消したよ」って言い出したの多分一生忘れない。
— さゐこ🍙 (@saicoro315) 2018年5月17日
出典元、さゐこ(@saicoro315)氏のつぶやきより。ふとした時に関係ない事を思い出す事はあるものである。
少し共感出来る。店で髪を切ってもらっている時に、切っている人が急に吹き出した事があった。「なんぞ?」と思ったものの慌てて離れて行ったしこちらがなにかやってしまったかと思っていたら、店員仲間に「ちょっと思い出し笑いしちゃって……」と言い訳をしていた。刃物を客に近付けた状態で思い出し笑いをするな……。
に近い印象を受ける。ふとした時に関係ない事を思い出す事はあるものである。しかしそのひと言が、トンチンカンなシチュエーションで発声され、ふとしたひと言だったために説明不足だったりするとギャグとしてはスマッシュヒットとなる。ツイッターで大いに拡散されていたが現在3万リツイート以上、8万いいね以上のヒットとなっている。……やっぱ大ヒットだわ。
「Photoshop」、フォトショップも、大昔から完成されてしまっているので追加される機能がどんどんとんでも方向に進化してしまっている。そのせいで、お母さんが人を一人、簡単に消せるアサッシンなソフトになってしまっている。いや普通の人が「写真加工ソフトです」と聞いたら、写真に余計に写り込んでいた人を切り抜いたんだね、と思うところだろうが、実際最近のフォトショップは簡単操作でとんでもない機能を実現してくれる。元からそういう事が出来るソフトなので、ユーザーがコツを掴み、時間を掛ければそういう処理も出来たのだが、最近はもう軽く囲んでポイすれば人一人ぐらい消せるソフトになっている。まあそのくらい出来そうだよねとも思うだろうが、別に背景が真っ白だったり青空だったりしなくてもいいのである。店が写っていたり道の石畳が写っていたりしても、周りの風景を自動的に判断して、かなりの精度で元から居なかったかのごとく人を一人消せたりするのである。
しかしまあ完全な素人が本当にパパッと出来るものでは無いので、お母さんもそれなりに基礎から学習して、やっと人を綺麗に消せる立派な技術を身に付けたのだろう。いい事である。しかしそれを「人を一人消したよ」と表現するのも、全く関係ないシーンでふと口にするのも、……ホラーである。
フォトショで写真加工の技術を身につけた母が天体観測中に思い出したかのように「お母さん最近人を一人消したよ」って言い出したの多分一生忘れない。
天体観測という関係ないシチュエーションも含めて、ギョッとするひと言が母からのもの。全体を通して、芸術点の高い名ツイートである。