「モーメント」
出典元、ツイッターの機能。
いや、「モーメント」と言われてもよく分からない。翻訳にかけると「瞬間」とか出てくるがツイッターとどう関係するのか。カタカナとしては格好いいが、使っている人もあまり見かけない割に、メインメニューに表示されるので目立つ位置に「0」が来てしまっている。メイン機能というより、ツイッターがメイン機能として大々的に売り出したいんだろうね、といった印象。しかしこの名称はどうにかならなかったのだろうか。パッと聞いてどういうものなのかが分からない。
調べると、流れていってしまうツイッターの一部を、まとめて記事にしておける機能であるらしい。説明を読んでなんとなくは分かった。おそらく「トゥギャッター」のやってることに近いことを公式でも出来る様にしたかったのだろう。そういうのも、なんとなく予想できる。しかし後手に回りすぎではないか。そもそも画像貼り付けしかり、動画貼り付けしかり、ブログ吐き出ししかり、公式がユーザー数にあぐらをかいて動かなかったせいで、別のサービスが勝手に作った便利機能が世の中に氾濫してしまった。画像を頑張っていた「ツイピク」の廃止騒ぎは酷かったと思う。ユーザー数が多いほど、影響も大きいと分かっているだろうに。
140文字。有名人もどんどん始める、その日常をのぞける。企業もガンガン参入、同じ趣味を持つ人との交流、一時的ブームなのかな、と思ったら誰もが続ける超メジャーサービスにまでなった。SNSといえばまずツイッターだろう。震災での有効活用の影響もあったかもしれない。サービスが終わるとは思えないし、終わると困る人も億単位でいるだろう。
しかし赤字らしい。ここまで要素が揃っていて赤字というのも凄いが、凄く酷いが、やはり企業努力が足りなかったのだろう。そして運営の迷走をユーザーに感じさせてしまうのもダメだろう。プロフィールアイコンを急に丸くしたことだけではない。フォローしすぎると読んでられないし、その為のカテゴリ分けであるリストも使いにくい。あえて言うなら返信やリツイートのやり方も直感的ではなく、どっちがどっちに話し掛けているのか分かりにくい。フォローとその人へのツイートの関係性も分かりにくいし、マナーやルール作りをユーザー任せにしすぎている感もある。もっと使いやすくする方法がいくらでもあると思う。ちょっとこれ、ユーザーでもいいし第三者からの意見を取り入れた方がいいんじゃないかと、すごく思う。金ならあるだろう、あ、ないのか。
の、最たるものが、「モーメント」だろう。流れて行ってしまうツイッターのデメリットを補助するべく、方向性としては必要な機能の実装だろう。しかし名前がいけない。ツイッターは、公式がどうとかよりユーザーが勝手に使っているサービスなので、周知も上手くいかない。そして、手を付けようとすると少しややこしい。で、結局諦められたら、放置されてしまう。何、モーメントって。