言の葉の魔力

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テレビ

大昔からあるテレビの手法「答えはCMのあと!」見たいところから見られる動画サイトとの違い

投稿日:2020年1月27日

「答えはCMのあと!」

出典元、テレビ番組全般。そこはクイズ番組全般じゃないのかよ、という指摘があるかもしれないが、そうでもないところにテレビ業界の闇を感じる。

最近なんか似たような番組が増えて来たよなー……、と感じている人も多いかと思うが、なんだか確かに似た方向性の番組が多くなっている様に感じられる。強いて挙げてしまうなら、芸能人がぶらり旅をして一般人のお宅や一般のお店にお邪魔する番組、それから田舎や秘境を訪ねて行ってそこに住む一般人を取り上げる番組。あとは取材班が長編の映像を用意して、散々それを流したあとに申し訳程度にスタジオの芸能人がコメントするタイプだろうか。

最後のは昔からの定番というか世界まる見え的なものだが、大物芸能人がビシッとしめるものと、大量のひな壇芸人がちょっとずつピックアップされて短いコメントを言うのとではありがたみが違って来る。もちろん、抱く感想には個人差があるだろうが……。

しかし全体的に言える傾向としては、「予算ケチってんな」である。これについては賛同する意見の人も多いだろう。ぶらり旅は日本のその辺の街をぶらつくだけなので、スタジオ代もそれを管理するスタッフも節約出来る。さらには飲食店やその他お店での買い物はともかく、番組を賑やかす一般人に謝礼など出してはいないだろう。芸能人と会えて良かったね、テレビに出られて良かったね、友だちに自慢出来るね、それだけである。番組制作コスパは素晴らしく良いのだろう。田舎や秘境を訪ねる番組などは芸能人すら使っていなかったりする。こうなると勤め人の仕事のうちである。交通費出すからお前行って来い。タダみたいなものである。だから「あれの真似じゃん」と言われようが企画は通るし、プライドはないのかと言われてもスルーを決め込むのである。

ただ……、もちろん、倫理の許す範囲で面白ければいいという事実はある。そして乱立している以上、それなりに人気もあるのだろうし、実際のところ「こないだ芸能人の誰々が来たんだって!」となれば一時でもその地域は盛り上がるだろう。テレビ業界も厳しくなって来ている、予算の掛けられない中、なんとか上手い事やっている、そう考えればまあ、目くじらを立てるほどのものではない。

目くじらを立てるのは次に挙げるものだ。

いわゆる、

「答えはCMのあと!」

である。もちろんみんな知っての通り、大昔からあるテレビの手法である。CMをまたいで続きを見てもらうため、チャンネルを回さないでもらうため、まあ究極的にはスポンサーである企業のCMを見てもらうためだが、日本人があまりにも慣れすぎてしまったため日常の光景と化しているだけで、よく考えると非常にイヤラシイ。

これについても最近になって気に付く様になった人も多いだろう。イヤラシさが妙に気に障る。「答えはCMのあと!」だけでなく、「こんな事実が!」と引っ張っておいてどんな事実なのかを実際に教えてくれるのは毎度毎度、尺の後半だったりする。いやもちろん、大昔からある手法であるし、盛り上げの演出であるし、なぜここへ来て急に気になりだしたかという話でもあるのだが……。

理由は普通に説明できる。

それはYouTubeやニコニコ動画などの動画サイトと比較されるからである。昨今、それら動画サイトにも強制CMが導入されて来ているが、まだまだテレビ番組の比ではない。そしてアップロードされた動画というものは、基本的に見たいところから見られるのである。もちろん途中、ちょっとつまらないな、と思ったら先へ進めてしまえばいいし、あそこ面白かったな、と思えば平気で戻して同じところを何度でも見られる。

さらに言えば、見たいときに自分のタイミングで視聴開始出来るし、ちょっとずつブツ切りにして見ることも自在である。これは録画したテレビ番組にも言えることではあるのだが、録画したテレビ番組でしか対抗出来ない手法とも言える。夜9時にアップロードされた動画では可能でも、夜9時から放送される番組では不可能なのだから。

その上で、テレビ番組制作者側のこの意識である。ネタは引っ張ればいい、答えはCMのあとにすればいい、”視聴者は待たせればいい”。それが透けて見えてしまうから動画サイトやネット記事に慣れ親しんだ層が、あきれて離れて行くのだろう。

「3、2、1、ドン」の手法でネタばらしをしている番組があり、一度「3、2、1、」のタイミングでCMに入った事があった。それはやっちゃダメなやつでしょう。さらに番組内容がツイッターなどのネットから拾ってきた面白動画だったりした日には……。

なにをか言わんやである。

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