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“ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド”「面白さで誤魔化してるだけやしなあれ」面白いクソゲー

投稿日:2019年12月26日

「面白さで誤魔化してるだけやしなあれ」

出典元、2chスレッド「正直ブレスオブザワイルドって過大評価やないか?」より。どこかの誰かの書き込み、群。

スレッドはスレ主の以下の書き込みから始まる。

「いうほどのゲームか?」

ニンテンドースイッチのゲームソフト「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の評判が発売当初からうなぎ登りである。元々人気の根強かったゼルダシリーズ、最新作というだけでなく今回は「オープンワールド」を取り入れた事により、新境地を開拓した。「オープンワールド」とはエリアチェンジをせず、画面を切り換える事なく見える範囲のどこへでも自由に進んで行けるゲームシステムである。主たるストーリーはありつつもどこから手を付けてもいい、ユーザーの自由度がとても高いシステムである。下手な作り方をするとユーザーを右往左往させる可能性もあるシステムだが、そこは任天堂、「それがいい!」と皆が口々に言うほどの出来に仕上げてきた。伝説と語り継がれる「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の評価を越えたのではという声もちらほらと聞こえるほどである。

「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は、ニンテンドースイッチ本体の発売と同時発売の、いわゆるローンチタイトルであったが、日本においては発売と同時に本体のニンテンドースイッチが品薄になり、手に入りにくい状況が続いてしまった。出荷数の事もあるが、”ゼルダがどんなに面白かったとしても”元々そこまで売れるとは誰も思っていなかったのと、あとは転売屋の格好の的になってしまった部分がある。当時、ニンテンドースイッチを泣く泣く定価以上の価格で買ったユーザーも多数いた事だろう。酷い話である。

さて、このスレは2017年6月に立てられた。まだまだ手に入らないユーザーも多いが、予約して買った人もいるし、遊んでいる人の評判もそれなりに聞こえて来ている時期である。ちなみにアメリカは元から「ゼルダ」そのものが超人気シリーズでカリスマ化しており、前述のクオリティの事もありすさまじい高評価の嵐となっている。本当に、いうほどのゲームなのだろうか? このスレで感想を見ると、普通に賛否両論といったところだが、プレイせずに難癖を付けている人もいるし、オープンワールドとしてまだあのソフトには及ばない、と言う人もいる。しかし2chのゲーム系掲示板というのはそういうものである。ただ今回ばかりは、ネガティブ意見の雲行きがおかしい。

「面白さで誤魔化してるだけやしなあれ」

なるほど。ゲームというものはゲーム内容の面白さで勝負しなければならず、たとえばグラフィックが超綺麗とか、有名声優を起用とか、登場キャラクター数でごまかしてはいけない。……いや面白いんかい。どういう事だ。グラフィックがPS4などのリアル系グラフィックには及ばないのを面白さでごまかしている……、いや面白いならいいじゃないか。他にもなんだか言ってる事がおかしい人がちらほらと存在する。

「面白さで誤魔化してる糞ゲー」

面白いクソゲーなのか。

「面白いことぐらいしか長所がない」

それが長所なら何の問題もないのでは。

「割とマジで実際やってみると面白さしか取り柄ないと思うわ」

面白さしか取り柄がない……、新しい表現だ。

「面白いだけのゲームやぞ」

けなしているのかそれ。

「面白いだけ」

けなせてないぞ。

「面白いってだけで評価されすぎ」

面白ければ評価されていいと思います……。

と、まあ、散々な評価になっている、と見せかけて文句を言いたい人も意見がおかしな事になっている。とりあえず面白いと。いやそれがゲームにとって一番重要な要素なんだからそれでいいじゃないか。多少、悪ノリの大喜利っぽくなっている部分もあるが、とにかくこのゲームは面白いという事で。不満点を挙げる人ももちろんいるが、とりあえず面白い、と。

Amazonレビューでは2019年12月現在、カスタマーレビュー2400件以上、星5つのうち平均4.6点と、すさまじい高得点である。しかも皆、語りに語っている。面白いけどここが不満、などで評価をガクンと下げるのは日本人の特徴である。その中でのこの平均点は信頼が置ける。

有名シリーズとなったゲームの最新作が過去最高に面白いとは限らない。ゼルダシリーズにとっては「時のオカリナ」が過去の壁である。しかし思い出補正を抜いても、ついに最新作に最高傑作が現れたのでは、と思わせる絶賛意見の数々だった。しかし2chでここまで言わせるのもまた大したものである。

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本ページの情報は2022年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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