「徴兵は無理だろうが1度でも接客業やると他の店の店員にも優しくなれるのはガチだよな
優しくするまではいかなくても明らかに無理なサービスを提供させようという考えはなくなる」
出典元、5chスレッド「割とまじめに「お客様は神様です」を滅ぼさないとヤバい気がする [無断転載禁止]@2ch.net」より。どこかの誰かの書き込み。
割とまじめな話である。
「お客様は神様です」ほど独り歩きしている言葉があるだろうか。元々は役者の心構えだった、とか、どこかの店が使っていただけのもの、だとか、チェーン店がそういう方針ならそのチェーン店では成り立つが個人経営の店がそれに従う必要は無い、とか諸説あるが、少なくとも一つ言える事は、”店員側が言うセリフであり、心構えである”という事である。客が言うセリフではない。
この様な、マナーの上に乗っかった言葉があってこその、モラルや思いやりの心である。「おらあっ、お客様は神様だろうがー!」と客が横暴を働いた時点でそれは成立していない。個人の資質にもよるがもちろん育ち方にも現れる。確かに日本は”高級店だろうが格安店だろうが”サービスを過剰にし過ぎていて、それを客側も当然と思い過ぎている。そのため、横暴な客がたまに現れてしまうのである。「こういう格安店なんだからサービスもこのぐらいで我慢しなきゃなー」と思う心の余裕は大事である。お金持ちほどそういう横暴は働かないし揉めない、という事実があり、それは少し悲しい部分である。
さて、今回のセリフはその様なテーマを語り合う掲示板での話し合いだった。滅ぼす、という言い方は過激だが、確かに勘違いしている客を減らしたいし、減らす工夫は必要かもしれない。とある一人が意見を書き込む。
「徴兵制じゃないけど
コンビニとかのバイトを一回やらせたらどうだろう
客になった時に店員に優しくできないかしら」
なるほど。至極もっともな意見である。それに対する返事が以下である。
「徴兵は無理だろうが1度でも接客業やると他の店の店員にも優しくなれるのはガチだよな
優しくするまではいかなくても明らかに無理なサービスを提供させようという考えはなくなる」
確かに。一度自分がやられた、もしくはやられる可能性のある立場になれば、自分が客の時にそれをやろうとは思わない。子どものしつけにおける、「自分がされて嫌な事は人にしてはいけない」というやつである。実際、これは本当に効果があるだろう。強制は出来ないが。しかしなにがしかの形で、それに近い講習的な事が出来れば、日本ももう少しこんなスレの立たない優しい世界になるだろう。軽くでも、教育に盛り込めればいいのだが。
ちなみに女性が嫌う男性の行動の上位には、「店員への態度が横柄」というものがある。100年の恋も一瞬で冷めるらしい。アンケートで毎回1位、2位を争うぐらいの威力らしく、男性諸氏は覚えておいた方がいいだろう。