A「どこの生まれ?生まれた土地のコメがいいよ」
B「埼玉なんだけど埼玉米なんかあるのかな? あってもまずそう」
出典元、2chスレ「久々に米を炊こうと思うんだがアマゾンで買える美味しい銘柄教えて [無断転載禁止]@2ch.net」より。どこかの二人のやり取り。
アマゾンでいい米が安く買えるのだろうか。水や猫砂のように重い商品はアマゾンで買って配送してもらっちゃおう、という考えは結構広まっているが、米だってそうだろう。ただ、米に関しては妥協しないのが日本人である。安くて配送してもらえれば何でもいいという訳にはいかない。譲れない部分だ。このスレでもいくつか提案はあるが、あまり最高品質のものが低価格で、という訳にはいかないようだ。炊飯器の方が重要、という意見もある。アマゾンも元は本屋なので高望み出来るものでもないが、確かにあの重い米、いいものが低価格で配送無料なら考えてしまうところだろう。
それで本題は生まれた土地の米である。生まれた土地の水が一番自分に合う、なんて綺麗な話があったりするが、実際の日本では井戸水や湧き水や川で汲んで来ない限り上水道の問題だろう。あと外国で安易に水を飲むとあたる、という結構有名な常識もあり、日本の水の安全のありがたさには感謝するところだがやはりそれも上水道のおかげである。ただ生まれた土地の酒がいいというのは、酒造りは製造にその土地の水をしっかり使っていそうだしシャンクスも言っていたしなんとなくイメージがつかめる。酒造もそれを売りにしているし、日本酒は飲料という意味で水に近いので選ぶ側も気にするし少しはフィットする考えだろう。
しかしそのノリで「生まれた土地のコメがいいよ」と言われると、うなずいたあとに頭の上に大きな疑問符が浮かぶ訳である。え、そんなに全国各地で米って作っていたっけ……? そして自分の土地の米が「コシヒカリ」より「あきたこまち」より美味しいのか、と言われると納得しにくい問題である。ブランド米は全国各地に流通しているし、東京の人だってみんなそれらのブランド米を食べているような……。彩の国さいたま、彩りの米、ううむ。
いや問題という問題は埼玉ディスなのだが、まあ埼玉もほら、首都圏だし、交通の便もいいし、レッズもあるし、いいのでは。確かに米を作っているイメージは無い。実際はあるのかもしれないが。まあ都会ってイメージは悪いものじゃないから受け入れた方がいい。というかこの発言はBのものだし、Bは埼玉出身で自分でまずそうと言っているのだから自己完結である。そして仕方ないのである。そう言われると同意出来てしまうのだから。
「埼玉米なんかあるのかな? あってもまずそう」