「オメガ」を倒すには魔法剣士の乱れ打ちが有効らしい そしてその時かける魔法はサンダガだ!
出典元、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」84巻より。署長のセリフ。
こち亀は途中から、主人公の両さんがどんどんサブカルに詳しくなっていった漫画である。そして、またそれがいい味と特徴となり、長いジャンプの歴史の中、打ち切りとならず続けられた要因の一つだっただろう。
このおかげで、昔の巻ではその当時当時のサブカルチャーの時節ネタが見られる。これだけ長く続いた作品になると「ああ~この頃、こんなんだった」と懐かしさを楽しめる。PCのスペックなどが顕著である。
しかしこのオメガは衝撃的だった。当時大人気だったスーパーファミコンのゲーム、「ファイナルファンタジー5」の話題である。RPGで、当時は珍しい、ラスボスより強い敵が存在するということで話題になった。ちなみにラスボスより少し手前のエリアにいて、戦いを避ける事もできる。
しかし倒そうとすると強い。異常に強い。戦闘が始まったと思ったらオメガの最初の攻撃であっさり全滅するぐらい強いのである。
ネットのない時代である。「あれどうやって倒すんだよ」とネット上・・・・・・ではなくクラス中で話題になった。頼りの綱はVジャンプしかないのか・・・・・・。そこへまさかのこち亀である。発売からしばらく経っていたとはいえ、200万本以上売れたソフトの最終局面の情報を、こち亀が出してくるとは誰もが驚いた。そうか、オメガを倒すには魔法剣士の乱れ打ちか……!
現実的には、あと二刀流が必要なので、忍者をマスターしたすっぴんを用意することになる。すっぴんに魔法剣士のアビリティ「魔法剣」と、狩人のアビリティ「みだれうち」を付ければ、脅威の魔法剣8回攻撃のできあがりである。そしてその時かける魔法はサンダガだ!