「埼玉がうどんに宣戦布告。日本一のうどん県にする(^ν^) 渇水にされるぞ」
出典元、2chスレッドタイトルより。どこまで本当か分からない、うどんと水のお話。
少し説明があった方がいいだろうか。まず「うどん県」。これは香川県が昔から陰口として言われていた事で、名産であり、かつ、県民の主食となっているうどんを毎日食べ過ぎる事を揶揄して言われていた。おい「うどん県」! ところがどうした事か、近年になって当の香川県が自ら「うどん県」を名乗り出した。公式にである。どうかしていると思うが、うどんの食べ過ぎでどうかなってしまったか、もしくは「うどん県」と言われたのがずっと嬉しかったのかもしれない。日本には香川県民と香川県民以外の人しかいない訳で、これで誰一人文句を言えなくなってしまった。
次に「渇水」。「かっすい」とはつまり水不足である。日本は降雨状況により全国的だったり地域的だったりでそういう事態になるが、四国地方においては犯人は明白で、香川県、もとい、「うどん県」である。水不足が話題になっている頃に衝撃的な映像があったが、一人前か二人前のうどんを、茹でる行為はまあ必要部分として、茹で上がったうどんを”流水でよくしめる”のに水道から勢いよく出した水を9リットルぐらい使っていた。温かいうどんにである。だいたいそれぐらいは必要らしい。食べたい気持ちも分かる、茹でるのにこれぐらいは必要、というのも分かる、しかししめるのはそこは妥協すべきところではないか。今水不足だって言ってんだろ! 誰もがそう思う。うどん県民の返事はこうだ。
「だってそうしないと美味しくないんだから」
それしか言わない! それしか言わない! うどんを美味しくしないなんてありえない。うどんを食べないなんてもっとありえない。うどん県民とうどん県民以外とでは、優先順位が違うのである。そして四国全体、水不足である。徳島辺りと年がら年中、揉めているらしい……。
そして埼玉が当地を盛り上げるためにうどんを持って来る。なぜ……。タイトルに「宣戦布告」とあるが実際に日本一をおびやかしそうになったら大変な事になるだろう。「うどん県」にとってはプライドの掛かった戦いである。なにがなんでも勝ちに来ると思うが、それは不毛な戦いと言えるのではないだろうか。ただ、現在埼玉は二位らしく、消費量勝負は人口比ではなく絶対量なので、人口の多い県の方が有利である。なお、埼玉の人口は「うどん県」の7倍である。それで勝ったとして嬉しいかはともかく、負けた側のプライドはへし折られるだろう。全くもって不毛な戦いであるが。そして残る現象は予告されている。
渇水にされるぞ。