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2人の「羽生」

投稿日:2018年5月1日

2人の「羽生」

出典元、YahooニュースなどいくつかのWeb媒体に掲載された記事タイトルより。春の園遊会での待ち望まれたツーショットである。

「読めるけど書けない」と言えば「新潟」だが、これは……、
「見えるけど読めない」。なんという事だろうか。テレビやラジオなどではまともに紹介しただろうが、音声のない媒体だとこういうトリックが可能なのか……。トリックでもないが。いやまあ、トリックか。

言うまでもなく一人は将棋の羽生善治(はぶ よしはる)である。そしてもう一人はフィギュアスケートの羽生結弦(はにゅう ゆづる)である。どちらも”今年の顔”と言ってもいいぐらいの功績を残した。と言っても今年だけの活躍という意味では無いが、とにかく今年日本中を沸かせ、現在日本人なら誰でも知っている二人だろう。羽生善治は永世七冠を達成し国民栄誉賞を授与され、羽生結弦はオリンピック金メダル連覇の偉業を成し遂げた。問題は、……いやもちろん別に何の問題もないのだが、

2人の「羽生」

が読めない点である。片方は「はぶ」、片方は「はにゅう」なので。

もちろん羽生さんと羽生くんという似た名前の二人が偉業を成し遂げたと当時から話題になっていた。ちなみに羽生善治は「羽生さん」、羽生結弦は「羽生くん」と呼び分けるのが通好みらしい。知らないが。しかし活動の場が違うので会う機会はなかなかあるものでは無い。ツイッターでは

#羽生くんの画像をアップすると近い構図の羽生さんの画像が送られてくる

というタグが一時期流行り、羽生くんはともかく羽生さんの写真はたくさん存在するので面白おかしくタイムラインを賑やかした。なんでフィギュアスケートっぽいポーズをいっぱい撮られてるんだ羽生さんは。しかし遂に、春の園遊会で二人が邂逅、misery(@miserytoture)氏がクリティカルなつぶやきをして、このタグは綺麗な着地を見た。

このタグのゴールはこれだったんだ…!

二人がついに邂逅、手を取り合ってにこやかにしている写真を見て、日本中の人の頬も緩んだ事だろう。そしてそれを掲載する記事に付けられたタイトルが、

2人の「羽生」

である。うむ、見えるけど、読めない。やってくれたな。書いた側もしてやったりと思っているだろう。悔しいが認めるしかない。確かに見えるけど読めない。こういう漢字はほかにもいくらでもあるだろうが、この様に話題に乗っかり、写真と共に発表されると非常にインパクトが増す。近年稀に見るベストキャッチと言えるだろう。上手く決まりすぎてちょっと悔しい。……いやもちろん、悔しがる必要もどこにもないのだが。

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