「いかがだったでしょうか」
出典元、あちこちのブログの、締めの段落の書き出し。
別にこの言葉が特に何だということもないのだが、うーん、なんというか、例えた方が早いか。
「ブログというのはネット上にアップロードする日記の事です。出始めた頃はウェブログと呼ばれていました。
いかがだったでしょうか。こうやってインターネットの歴史を紐解くのも楽しいですね。」
みたいな! この長さでいかがも何もない。こんなに短いのに偉そうに締めるな! と思ってしまう使い所のデリケートな言葉である。いや、たぶんデリケートでも何でもないのだが、気にする人は気にする。
まあこれは極端な例だが、とにかくやたらめったらあちこちのブログで見掛けるフレーズである。何かのテンプレートにでもなっているのだろうか。こんな目くじら立てるようなものでもないかもしれないが、「またこの締めか」と思わせるほどあちこちに氾濫しているのだから仕方ない。独自性を持つことこそ、物を書く真髄ではないか。とは、思う、が、しかし主題こそ重要という反論もあるだろうしその反論に反論ができないのでこのぐらいにしておく。
大体このご時世、公式サイトやらユーザーブログもこなれて来たのだから、「こういうエラーが出たらこうする」、「このOS環境ならこう」、「この問題でよくある質問はこれで解決方法はこう」と、もっときっちりやりなさいよと。公式ヘルプの検索が未だにロクに機能しないとこばかりなのは誰が悪いんだ。パソコンがらみの問題の解決方法のトップが「再起動」ってのもどうかと思うぞ。だからこうやって、困ったユーザーが一縷の望みでブログを探し回り、解決方法を探す。見つけた!
「これをこうすれば直ります。いかがだったでしょうか。」
ありがとう。ちょっとだけイラッとしたけど助かりました、という事態になる。沸点低すぎか。沸点低すぎだ。
いかがだったでしょうか。
愚痴ばっかり書かれている文章を読むのも大変ですね。反面教師として受け取ってください。