「ほんと不思議ですよね」
出典元、大ざっぱに質問掲示板。誰がいつ、というより、たまに見かける回答の種類。
「OKWAVE」や「教えて!goo」、「Yahoo!知恵袋」など、質問と回答に特化したウェブサービスは昔から存在している。「OKWAVE」と「教えて!goo」は同じ物かもしれないが。
質問サービスは、需要があるから存在しているのだ。ウェブが生まれてすぐに、「あ、必要だ」と思った人がいたのだろう。実現してくれた事には感謝だが、そのうち誰かが思い付いたであろう事も容易に想像出来る。しかし意外と役に立たない場合があるのが困りものである。ネット関連の調べ物をしている際、解決に役立つ比率は質問掲示板6、個人ブログ4ぐらいの割合だろうか。特化している割りに役に立たないのには理由がある。
まず、肝である質問への回答というものをユーザーに依存している点。知っている人がいなければ回答も付かない。そして、回答者に別にお金を払っている訳でもない点。完全にボランティアである。たまに何に使えるか分からないポイントがもらえる程度で、何に期待しているかと言われればどこかの誰かの親切心に期待している。近頃やっと、公式側で専門家を入れて回答をするなど始めているサービスもあるが、それはそれで間違った事を言えないのでスピード感に欠ける。また、ほぼ同じ質問が審査なく投稿されてしまう点も、調べようとして来たユーザーとしては使いにくい点だろう。さあ使ってどうぞ、という場だが、管理人不在なため、とっちらかっている印象だ。
で、やはり一番の問題はこれである。調べ物をしていた人が、お、「教えて!goo」にまさにこの質問が投稿されてる、回答も付いてる。同じ事で悩んでる人いたんだぁ~、良かった、助かった。で、回答は、
「ほんと不思議ですよね」
そしてうんぬんかんぬん。同意して終わっている。それは回答ではない。しかしこれは、即時反映されている事を考えるに人の目のチェックを受けていないから、こうなってしまうのだ。ザルである。最初に質問した人もだが、この質問にやっと辿り着いた人の徒労感も計り知れない。
同様に、憶測で答えている人もいる。
「○○だと思います。たぶんですけど……」
こちらは親切心は感じられるものの、間違っていた場合などは単純に邪魔な存在である。混乱させるという意味ではマイナスな存在とも言える。これらが、質問掲示板が、質問掲示板なのに、当初の想定ほど役に立っていない原因である。コミュニケーションを取りたい場合とは違うのである。必要があるから調べ尽くし、見付けられないから最終手段として聞いているのだ。その質問に「気持ち分かる!」と同意されたところで何も前には進めない。これを防げないのは運営母体の限界か、お金を掛けないでどうにかしようという考えの弊害か。なんとなくサービス自体に「自分たちは楽をしよう」の精神が見えてしまい、忸怩たる思いがある。
そして前述したように、「OKWAVE」と「教えて!goo」が何やら連動していて、片方で答えたものが片方に勝手に転載されていたりする。なんだそれ、と思って規約を読むと、……著作権は元から「OKWAVE」なり「教えて!goo」に丸ごと帰属されているのだ。自分の回答をまとめて本にして出されても文句の言えないレベルである。なんというか、世知辛い。便利に使っている部分もあるだけに、ええと、
「ほんと不思議ですよね」
ウェブコメント・レビュー
質問/回答サービスの問題点「ほんと不思議ですよね」同意も憶測も邪魔な存在
投稿日:2019年6月9日
出典元、大ざっぱに質問掲示板。誰がいつ、というより、たまに見かける回答の種類。
「OKWAVE」や「教えて!goo」、「Yahoo!知恵袋」など、質問と回答に特化したウェブサービスは昔から存在している。「OKWAVE」と「教えて!goo」は同じ物かもしれないが。
質問サービスは、需要があるから存在しているのだ。ウェブが生まれてすぐに、「あ、必要だ」と思った人がいたのだろう。実現してくれた事には感謝だが、そのうち誰かが思い付いたであろう事も容易に想像出来る。しかし意外と役に立たない場合があるのが困りものである。ネット関連の調べ物をしている際、解決に役立つ比率は質問掲示板6、個人ブログ4ぐらいの割合だろうか。特化している割りに役に立たないのには理由がある。
まず、肝である質問への回答というものをユーザーに依存している点。知っている人がいなければ回答も付かない。そして、回答者に別にお金を払っている訳でもない点。完全にボランティアである。たまに何に使えるか分からないポイントがもらえる程度で、何に期待しているかと言われればどこかの誰かの親切心に期待している。近頃やっと、公式側で専門家を入れて回答をするなど始めているサービスもあるが、それはそれで間違った事を言えないのでスピード感に欠ける。また、ほぼ同じ質問が審査なく投稿されてしまう点も、調べようとして来たユーザーとしては使いにくい点だろう。さあ使ってどうぞ、という場だが、管理人不在なため、とっちらかっている印象だ。
で、やはり一番の問題はこれである。調べ物をしていた人が、お、「教えて!goo」にまさにこの質問が投稿されてる、回答も付いてる。同じ事で悩んでる人いたんだぁ~、良かった、助かった。で、回答は、
そしてうんぬんかんぬん。同意して終わっている。それは回答ではない。しかしこれは、即時反映されている事を考えるに人の目のチェックを受けていないから、こうなってしまうのだ。ザルである。最初に質問した人もだが、この質問にやっと辿り着いた人の徒労感も計り知れない。
同様に、憶測で答えている人もいる。
「○○だと思います。たぶんですけど……」
こちらは親切心は感じられるものの、間違っていた場合などは単純に邪魔な存在である。混乱させるという意味ではマイナスな存在とも言える。これらが、質問掲示板が、質問掲示板なのに、当初の想定ほど役に立っていない原因である。コミュニケーションを取りたい場合とは違うのである。必要があるから調べ尽くし、見付けられないから最終手段として聞いているのだ。その質問に「気持ち分かる!」と同意されたところで何も前には進めない。これを防げないのは運営母体の限界か、お金を掛けないでどうにかしようという考えの弊害か。なんとなくサービス自体に「自分たちは楽をしよう」の精神が見えてしまい、忸怩たる思いがある。
そして前述したように、「OKWAVE」と「教えて!goo」が何やら連動していて、片方で答えたものが片方に勝手に転載されていたりする。なんだそれ、と思って規約を読むと、……著作権は元から「OKWAVE」なり「教えて!goo」に丸ごと帰属されているのだ。自分の回答をまとめて本にして出されても文句の言えないレベルである。なんというか、世知辛い。便利に使っている部分もあるだけに、ええと、
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執筆者:kotonoha-sorcery
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