炎上ゲーム”テイルズ オブ ゼスティリア”Amazonレビュー「ヒロインが課金しないと使えないなんておかしいに決まってるでしょ」アリーシャとロゼ

「ヒロインが課金しないと使えないなんておかしいに決まってるでしょ」。

出典元、プレイステーション３のゲーム「テイルズ オブ ゼスティリア」のAmazonレビューより。

Amazonにある、商品に対するユーザーレビューはものによって非常に面白いものがある。特に、絶賛されているゲームなどはレビューを読んでいるだけでそのゲームをプレイした気になるほどだ。プレイした人が、他の人にもプレイしてほしいと思って書いているから当然だ。そして、今回のセリフはその真逆のパターンである。

「テイルズ オブ ゼスティリア」はAmazonレビューを見る限り、酷評の嵐だ。星も１つが圧倒的に多いし内容も散々である。見てみると一番多いのが、ヒロインのアリーシャが仲間からいじめのような扱いを受けた上に途中離脱してしまう、そのストーリー展開が問題だったらしい。しかも途中から加入のロゼが新ヒロインになり、というかそっちがもともとヒロインだということだったらしく、というかその辺も曖昧で、曖昧というかごまかしがあったようで、それも含めて炎上してしまった。

確かにこれだけの大作となると、事前情報もファミ通などのゲーム誌で出てくるため、小説などのように何も知らない状態で読もう、という人よりは、あらかじめ情報を知っておいて期待度を測るゲームユーザーは多い。値段が高いのもあるし遊ぶ時間が長いというのもある。ゲームというのはそういう媒体なのだろう。そこでアリーシャはヒロインだと書かれていたらしい。それが途中で離脱して、その後ほぼ出てこなくなるというのだから不満も出るというものだ。というか造形を見ればだいたい分かるぐらいヒロインな姫である。

さらに火に油を注いだのが、ダウンロードコンテンツである。買ったその日からいきなり追加ダウンロードができるようになってる時点で「初めから入れとけよ」状態なのだが、炎上騒動を受けてか、少し経って開発がアリーシャの追加エピソードを発売すると発表してしまった。これももちろん有料である。完全に追加ブーストである。

「ヒロインが課金しないと使えないなんておかしいに決まってるでしょ」。

「テイルズ オブ ゼスティリア」、現在のAmazonトップレビューである。