“平成の怪物”松坂大輔の違和感「ホークスファンですが毎年１月は絶好調です！」３年１２億の恨み節

「ホークスファンですが毎年１月は絶好調です！
キャンプインとともに、 肩に違和感、投げれる状態なのに 体になんか違和感で、別メニューになり そのうちどっか検査、しばらく安静になり 彼の今シーズンが終了します。」

出典元、Yahooニュース「中日・松坂が投球初公開「ここ４～５年で一番いい」」のコメント欄より、hir*****氏のコメント。２０１８年の話。

プロ野球、「平成の怪物」こと、松坂大輔選手についてのコメントである。皮肉が効いていて味わいがあり、辛辣。しかしホークスファンには恨み節を言っていい権利がある。それが悲しいところである。以下が全文。

「ホークスファンですが毎年１月は絶好調です！
キャンプインとともに、 肩に違和感、投げれる状態なのに 体になんか違和感で、別メニューになり そのうちどっか検査、しばらく安静になり 彼の今シーズンが終了します。」

どこかのVIPかな……？

「晩節を汚す」という言葉があるが、現在の松坂がなかなかそれに近い形になっている。本来、松坂はそこいらにいる凡百の選手とは違うのである。高校時代の活躍、そしてプロ入り１０年ほどは素晴らしい成績を残した日本球界屈指のピッチャーだった。新人王から始まり、沢村賞、ワールド・ベースボール・クラシックでは最優秀選手を２回も取っているし、日本代表のピッチャーを選ぶなら、必ず名前の挙がるピッチャーだった。

が、それも今は昔。メジャーから戻ってソフトバンクの３年間、億の年俸をもらいながらほぼ登板なしという情けない状態が続き、評価がダダ下がりとなった。３年１２億だから１年４億である。とんでもない大型契約だ。そして、ソフトバンクホークスファンがこう言うのだからそうなのだろう、毎年１月は絶好調で、キャンプインと共に違和感が発生、検査して安静となり、そのままシーズンを終えるという。年齢もあるが体調管理をしっかりしていればまだまだいけるはずである。その体調管理が、当時見せていた体重の増えすぎた体を見るに、出来ていなかったのだろう。活躍してなくて、しかし４億の年俸をもらい、だらけた体を見せる。そりゃホークスファンの怒りもごもっともである。

そして極め付けはその状況でもコーチ兼リハビリを続ける事を打診してくれたソフトバンクを見切り、純粋な現役続行の道を選んだ事である。まあこれはちょっと、噂が先行してしまった半信半疑なところもある話だが……。しかし結局、中日ドラゴンズにテスト入団で合格し、１５００万円プラス出来高払いで中日の人となった。プロ野球選手にとってはよくある話ではあるが、ここまでの年俸の下がりっぷりは凄まじい。しかしこのタイミングで６勝を上げ、カムバック賞を受賞している。これにはホークスファンも苦笑いである。

が、そこで上がった年俸８０００万円の翌年２０１９年はまた故障し、ほとんど登板する事なく一年を過ごしてホークス状態、中日を去る……。その後ライオンズ入団が伝えられたが、さてどうなるか。怪物にとっても現実は厳しい。

「松坂世代」という言葉もある様に、一時代を築いた選手である。現状、かなり晩節を汚してしまっている状態であるが、まだまだどうなるか分からない。一年一年をラストチャンスだと思って、最後にひと踏ん張り、怪物の本領を見せて欲しいものである。違和感に注意しつつ。