「成功したらインスタ、失敗したらツイッター」
成功したらインスタ、失敗したらツイッター pic.twitter.com/IcEHwmONhE
— pecca (@peccadillesx) October 14, 2018
出典元、pecca(@peccadillesx)氏のつぶやきより。とてもとても的を射た選別方法。
このツイートには動画が添付されている。アイスにコーヒーをかけて美味しそうに仕上げようとしたところ、コーヒーがコーヒーカップを猛烈に伝ってしまい、皿の外にもこぼれてしまっているという動画である。すぐ気付くものの、撮影しているせいで両手が塞がっており、あわあわしているうちに最後まで注ぎ切ってしまった状況が哀愁を誘う。この”あー、やっちゃった”感は皆に伝わりやすいものだろう、コーヒーカップなど普通のカップから飲み物を注ぐ場合は、注ぎ口がないのでなるべく勢いよくやらなければ伝ってしまうのである。厚みがあるカップは特に難しい。また結構デリケートな作業なので、今回のpecca氏の様に左手でやるものでもない。本人も次のツイートで、利き手でやればよかったと振り返っている。
というツイートがなされていたのだが本題はそこではない。もちろんここである。
「成功したらインスタ、失敗したらツイッター」
お、おう……。
インスタグラムとツイッター、両方使っているユーザーにならなんとなく伝わる部分だろう。つまりインスタグラムはどちらかというと綺麗で完成したものを載せる場所で、逆にツイッターは失敗したものをアップするのに適した場所、という話である。失敗したものと言うか、ネタ向きである。もちろんツイッターに成功したものを載せていけない訳ではないので、つまりツイッターはどちらもいけるハイブリッドである。インスタグラムはそういった意味では、身だしなみを整えてちゃんとしたものをアップするべき場所なのだろう。こういうものは長く使われているとサービス提供側ではなく利用者がなんとなく決めてしまう。この数年でそのイメージが定着してしまったのなら、それは変えられないものなのだろう。別に悪い事ではないが。
しかしそれをはっきりと意識している人ばかりでもないだろう。両方使っているユーザーが、ちょっといい写真が撮れたらインスタグラムで、ちょっと面白い事があったからつぶやくのがツイッターとする。ではちょっとした出来事で写真を撮った場合はどうか。お釣りがちょうど777円で「おっ」と思って写真を撮った、とかならどうだろう。その絵はただの小銭だが、写真ではある。しかしそれをインスタグラムに……? と考えると、どちらかと言えばネタ寄りなので、それはツイッターになりそうな気がする。インスタグラムにも画像と共にコメントは書けるが、やはり基本は作品展示スペース的なイメージがあるからだろう。こういうネタっぽいものは、やっぱりツイッターか……。
それを表すひと言が今回のセリフにシンプルに凝縮されており、共感が多く得られたからこそ多くのリツイートやお気に入りがされているのだろう。
「成功したらインスタ、失敗したらツイッター」