「青空と雲。」
出典元、涼風真世オフィシャルブログ「Well Come To MAYO」の本日の記事より。空の写真と共に。
この記事は本日2020年10月24日のものだが、記事内容は写真に添えた「青空と雲。」のひと言だけである。涼風真世のブログは毎日、その日の空の写真を貼り付けて、そこにひと言添えるだけというスタイルを執っている。毎日と書いたが” 本 当 に 毎 日 ”であり、休む事なく空の写真をアップロードし続けているその姿勢に、恐怖を感じる人が後を絶たない。時間も場所も固定されている訳ではなさそうで、気象的価値も特になさそうである。趣味と言われればそれで通るが……、「全ての事柄には意味がなければいけないのか?」という哲学的な話になりそうで困る。ただ空の写真を撮って、ひと言添えてブログを更新しているだけなのに。
涼風真世は、元宝塚歌劇団のトップスターである。現在60歳で、分かりやすい肩書きを言うなら女優だろう。宝塚歌劇団退団後も、大河を初めとした数々のドラマに出演している。アニメ「るろうに剣心」の主人公、緋村剣心(ひむら けんしん)役をやっていた関係で、オタク界隈では剣心の声優として知られている。あの「おろ?」の声の人である。しかし宝塚も女優も剣心も、空とは何の関係もないはずだが。……。
ブログを”毎日”更新する人と言えば、有名なところでは作家の森博嗣と声優の茅原実里がいた。森博嗣も長らく長文の毎日更新を続けていたが、一応出版目的だったので、予定の期間を書き続けてもう辞めてしまった。茅原実里も日記として相当長く書き続けていたが、今年判明した倫理的やらかし案件で少し間が空いてしまった様である。……まあ再開してるっぽいが。
誰に強制された訳でもないのに謎の行動をひたすら続けている人は居るものだが、その行動に特に意味がないのにも関わらず一切休まずに強迫観念の様にひたすら続けられると、周りはどうリアクションしていいか困ってしまう。それなりに有名な人なので見に来る人は見に来るし、しかし見たとしてもそれがどうという話でもないのである。普通の行動も度を超すと周りから引かれてしまう、そういういい例である。酷い話だが事実なのだから仕方がない。
今日のこの記事にも100人以上が「いいね」をしているが、このブログを見に来る人たちは、一体どういう感情で見に来ているのだろうか。おそらくだが、「今日はどんな空の写真かな?」とか、「今日はどんなコメントかな?」と期待して見に来ているというよりは、「今日も更新してるのかな?」と思って来ているのだろう。離れて暮らす親の元気が電気ポットでわかる「みまもりほっとライン」というサービスがあるが、それに通じるものがある様な……おっ、今日も更新してる、生きてるな……失礼か……。
少なくとも指差される事はしていないはずなのだが、内容がこれだと褒めようにも褒めにくい。ここまで簡易的な行為における”継続が力なのか”は、さっぱり分からない。涼風真世のブログは一回ブログサービスを引っ越ししていて、現在のアメーバブログになる前にexciteブログでもひたすら同じ事をしていた。「Well Come」ってどういう意味なんだろう……というのは置いといて、その前ブログを開始したのが2005年10月24日であり、今日で15周年になる。
スーパーマリオは35周年、エヴァンゲリオンは25周年、涼風真世の空ブログは15周年。ここテストに出ます。