「逆写真詐欺」
出典元、飲食店にておいて提供された料理がメニューの写真よりしょぼい事、の逆。嬉しい誤算。
飲食店で注文した料理が届き、「メニューの写真と全然違う!」という思いをした事のある人は多いだろう。しかし、よっぽど酷い場合でない限り、その場でなかなか文句は言えないものである。そもそも面倒臭い客に思われそうだし、さらに考えれば日々作り続ける調理結果がぶれぶれという事はほとんどなく、まずその提供されたものが均一に提供されていると考えられるのだから。苦情を言ったとしても揉めるだけで、自分にだけもっとマシなものを提供し直してくれる事は考えにくい。だから言わないで、ただ残念に思うだけなのである。
そもそも、綺麗に撮影されたメニューに比べて実物が劣ってしまうのは仕方ない、というのが多くの人の認識だろう。よく言われるマクドナルドにしても、「まあそういうものだよね」とみんな思っているだろうし、飽きられた話題である。出されたハンバーガーを見てぺったんこだな~と思いつつも、これがマックだよな~という感想に落ち着いてしまう。そう、美味しくない訳ではないのである。ちなみにマクドナルドは「写真と違うんだけど?」に対する公式見解を出していて、
「使用している材料とその分量は広告写真も実際の提供商品も同じものを使用しています。商品構成をわかりやすくするために、ソースが見えるようにバンズをずらしたり、具材を中から支えたりすることがあります」
という……、比較的……、反論のしにくい理屈で反撃しているため、納得せざるを得ない。この反論、ジャブなのに結構芯に響く。やはりアメリカの訴訟社会で揉まれた会社は言う事が違う。
が、今回は「写真詐欺」についてではない。「”逆”写真詐欺」の話である。どういう事か。いや、どういう事もなにも、「メニューの写真と全然違う!」、こんなに、大 き い な ん て ! ……という、話である。どこその店、行きた~い。
行けばいい。「逆写真詐欺」と言えばここ、コメダ珈琲である。喫茶店でありながらホットスナックにも力を入れており、そこで出されるエッグトーストやエビカツパンの大きさがおかしい、という話なのである。そう、”メニューの写真より大きい!”。これは嬉しい悲鳴という話なのだが、本当に悲鳴を上げるぐらい量が多く、幸せな苦しさを味わう人が後を絶たない。コメダ珈琲には名物の「シロノワール」というスイーツがあるのだが、それのサイズもやたらと大きいため、なかなか有名ながらも掛かりやすいトラップになっている。
つまりコーヒーを頼み、お腹が空いているからエビカツパンを頼み、甘い物も食べたいからとシロノワールを頼んだ場合、大変な事になる。まずエビカツパン、これが3つに切って提供されるのだが、そのひと切れがマクドナルドのハンバーガー1個分ぐらいボリュームがあるのである。それが3切れなので、うん。そしてシロノワール、こちらもボリュームがおかしくハンバーガー2から3つ分ぐらいだろうか。ハンバーガー5つほどのボリュームを食べられるかと言われたらあまり食べ切れない訳で、いい意味でも悪い意味でも堪らない、堪ったもんじゃない。メニューの写真はそれほど大きく見えないために、つまり「詐欺だ!」と叫びたくなる事態なのである。
ここでコメダ珈琲に対しての、アミバ様(美味しくなって新登場)(@Amiba_BBgenius)氏のつぶやきを引用する。
コメダ喫茶くそだわ
朝食のつもりで頼んだカツカレーパンが正気を疑うサイズで胃袋破裂した
もう二度と行く
コメダ喫茶くそだわ
朝食のつもりで頼んだカツカレーパンが正気を疑うサイズで胃袋破裂した
もう二度と行く— アミバ様(美味しくなって新登場) (@Amiba_BBgenius) November 1, 2019
……。
その日本語はおかしいが、その感想は正しい。