「もし できなくても 2、3日おこられるだけ ひらきなおれ!」
出典元、東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラ、つば九郎のフリップより。
一体、何の事を言っているのだろうか。謎である。
ところで、つば九郎は「畜生ペンギン」と呼ばれるほど腹黒いキャラである。一部では「畜ペン」で通じるほど悪い意味で知名度がある。しかし東京ヤクルト「スワローズ」のマスコットキャラなので、もちろんペンギンではない。パッと見、ペンギンに見えるがツバメである。通称がペンギンにまでなってしまうとは、つまりは名前などどうでもいいほどキャラが立っているという事なのだろう。ただし、腹黒い意味で。
しかし「ひらきなおれ!」とは何の事を言っているか分からないが、こうしたある意味公人が公認してくれると徹夜しなくていいか、という気分になるから人とは面白いものである。みんなやった? と聞いて回るが、やらないといけないという事実があるだけで、みんながやっていなくても本質とは関係がない。しかし聞いて回って半分ぐらいやっていないと、あ、じゃあいいかという気持ちになるから困ったものである、先生も。いや、何の事だかは分からないが。毎年8月31日は熱い。夜の熱さで言えば大晦日、クリスマスに次ぐ熱さではないだろうか。つまり暑さではない。学生も大変である。
宿題を夏休みの初期に終わらせてしまうか、最後まで残してしまうかは、……あ、言ってしまった。……まあいい。残してしまうかは、やはり性格的なところがあって、その後の社会人になってからの仕事ぶりにも関係してくるらしい。しかし案外、初期に終わらせる人が仕事の出来る人間になる、という訳でもないらしく、そこもまた不思議なところである。最後の3日間ぐらいは缶詰になってなんとか終わらせた人も多いだろう。最後の手段、家族に手伝ってもらった人も多いだろう。裏技として、友だちと見せあいっこして効率を上げてゴールした人もいるだろう。そして、最後まで自分だけの力で、徹夜までして終わらせた人も多いだろう。だから意外と、最後まで残しておいて、最後の一日でギリギリまで頑張って、自力で終わらせる人に、底力が付いたとしても不思議ではないのだ。
今やネットもある。毎日付けなくてはならなかった日記も、天気も、何とでもなってしまう事がある。もちろん人に頼んでしまっては他力になってしまうが、自力でネットを駆使して情報を収集し、とにかく自分の力だけで終わらせれば、絶対に自信になる。功罪ある夏休みの宿題だが、残してしまった君も、一皮むけるチャンスと考える事も出来る。
ひらきなおるな、夜はまだ長い。