言の葉の魔力

名言、つぶやき、掛け合い、ネットスラング、表現、ことわざ、アナウンス、歌詞、キャッチフレーズ、挨拶、名称、称号、まで。世の中にあふれる言の葉(ことのは)をうんちくを交えて紹介

キャッチコピー

ちょっと流行るとすぐ真似したがる日本人「2.0」2005年頃に流行したキャッチコピー

投稿日:2019年12月5日

「2.0」

出典元、しばらく前に流行った、なんにでも付けて新しさを表現する手法。初出はおそらく「Web 2.0」。

ちょっと流行るとすぐ真似したくなる日本人の悪いところが出てしまった感じの用語である。別に本当に悪い訳では無いが今となってはちょっと古くさく、格好悪い。いや、一番大きいのは二番煎じ感か。元々プログラムのバージョン管理で「2.0」や「2.1」などの名称を付ける習慣は昔から使われていた。小数点を刻むのは、小さい更新なら小さい数値を使い、大きめの更新なら整数を上げるとどの段階でどう変わったかが分かりやすいからである。ちょっとした更新で整数をどんどん上げてしまうとFirefoxみたいな事になってしまう。その風習からの応用が、「2.0」なのだろう。今までいろいろ進化して来たけどそれは「1.2」とか「1.3」レベルだったんですよ、今度はまさに次の段階、「2.0」なんですよ、という主張を込めたキャッチコピーである。「Web 2.0」と言われた時は確かに格好良かった。数学的な意味では「Web 2」でいいところをあえて「Web 2.0」にしたのが新しかったのだろう。しかしいろいろなところが真似し出すうちに、「またか」の感じが大きくなり、次第にブランド価値が落ちて行った。たぶんこれは「2.0」自体のせいでは無く、流行ってから真似したところが格好悪いと思われてしまったのだろう。ドコモとか。

ウィキペディアによると「Web 2.0」が2005年に発祥し、その後2年間ほど流行した、とあるので、まあ他のメーカーや商品が追随したのもその頃だったのだろう。結構古い。しかし最近もどこかが使っていた。接続端子のUSBなどは普通の意味で規格として「2.0」、「3.0」を使っていたが、そちらは真似だったのだろうか。名前はどうでもいい部分があるが、変に凝った名前を付けられてどっちが新しいか分からなくなるよりは普通に数字を振ってくれると分かりやすい部分もある。まあUSBなら重要なのはその転送スピードである。

日本ではやたらと真似されていたが、「Web 2.0」自体はアイルランド人のティム・オライリーという人が提唱したものらしい。2chのひろゆきがインタビューしている記事があるが、結局いまいちよく分からない。というか2005年頃の話な上に、さらに昔のIBMがコンピューター業界を支配していた時代の話をしているので今となってはどうでもいいというかズレている話である。コンピューター関連の書籍は古くなると価値がなくなるのと同じ理屈である。一部、プログラム言語の基礎本を除くが。しかしそのふんわりとしたイメージで名付けられたものを真似してしまったのが日本のたくさんある企業という事なのだろう。格好良ければいいんだよ、の精神である。

最近だと「HTML」がやたら長い間「HTML 4.01」だったのが、やっとこさ「HTML5」に進化したのが記憶に新しい。「HTML 5.0」では無く「HTML5」でビシッと決まっていると感じるのは、アルファベットの印象からだろうか。しかし「HTML 5.1」、「HTML 5.2」と進むにつれて、またなんか面倒くさい感じが出て来ているし、単なる印象の問題かもしれない。やはりキャッチフレーズというものは、ひと目見たときの「なんか格好いい」が重要なのだろう。

-キャッチコピー

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

井上雄彦”スラムダンク奨学金”キャッチコピー「高校では終われない、君へ。」

2019/08/14

マクドナルド”おてごろマック”「最近ランチのコスパ悪くない?」安くないのに高さを煽る

2019/10/08

“日産自動車”のテレビCM「イチロ・ニッサン」ダジャレではあるが名キャッチコピー

2019/07/23

遊園地”としまえん”「プール冷えてます」駅まである豊島園、94年の歴史に幕

2020/08/30

一世を風靡した甘い飲み物”モカジャバ”「コーヒーとココアのおいしい関係」

2020/03/02

バレンタインデー「一目で義理とわかるチョコ」チョコレート菓子”ブラックサンダー”

2019/02/14

既に倒産したゲーム”ぷよぷよ”の会社「の~みそ コネコネ コンパイル」脳味噌むずむず

2019/12/12

“ボジョレー・ヌーボー”2011年「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」

2019/07/25

“サントリーモルツ”の広告「うまいんだな、これがっ」みんな知ってる名コピー

2019/07/31

電車の”Suica”とバスの”PASMO”「じつは、1枚でいける。」アナウンスの遅れ

2019/02/15

人気記事

1
 Twitter
成功の証は”新鮮みがないこと”?「西海岸で飲む、いつもの味」ブルーボトルコーヒーの”あいつ”松村太郎
2019/03/15
2
 ドラマ
ここは俺がやる!海外ドラマ”24″ジャックバウアーの名言「本当にすまないと思っている」元ネタ
2019/06/25
3
 ウェブ記事・ブログ
表計算ソフト”エクセル”「全人類に告ぐ。セル結合をやめろ」あれにもこれにも支障が出る
2020/06/21
4
 著名人
“バトル・ロワイアル”作者の高見広春「十分稼いだのでもう新作を書くつもりはない」
2020/02/01
5
 俗称・肩書き・称号
信用ならない漫画家「ファイアパンチの作者」”藤本タツキ”もうめちゃくちゃ
2020/10/26
6
 掲示板
“他に替えが効かない”「ニンニクのライブ感」家系/二郎系ラーメンの驚異的な中毒性
2019/07/24
7
 ラジオ
昔のラジオ番組「ダブリューダブリューダブリューピリオド」URL全文読み上げ
2020/07/05
8
 超対話
“ニセコイ”作者の古味直志「もう何連載してもキムチキムチ言われるんだぜ?」「じゃあ次はフレアって言われることを目指そうぜ」
2019/05/23
9
 テレビ
ひろゆき名言集「それ明らかにあなたの感想ですよね」奇抜なロン毛の古谷経衡と屁理屈での殴り合い
2019/12/07
10
 漫画
こち亀でFF5「「オメガ」を倒すには魔法剣士の乱れ打ちが有効らしい そしてその時かける魔法はサンダガだ!」”魔法剣”、”二刀流”、”みだれうち”
2019/02/06
11
 掲示板
“ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド”「面白さで誤魔化してるだけやしなあれ」面白いクソゲー
2019/12/26
12
 料理・調理方法
賞味期限に要注意「開封後要冷蔵」開封後は冷蔵してても”早めにお召し上がり下さい”
2019/07/30
13
 漫画
大ヒット漫画”鬼滅の刃”「俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった」竈門炭治郎の名言/迷言
2020/04/05
14
 技
バスケ漫画”スラムダンク”桜木花道命名「庶民シュート」レイアップシュート
2020/04/16
15
 アナウンス
“発表されない”抽選結果「当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます」落選メールぐらい欲しい
2019/12/30
16
 漫才・コント
お笑いコンビ”オードリー”春日「みなさん、夢の中で会って以来ですね」若林の柔らかいつっこみ
2019/10/24
17
 漫画
漫画”ドリームス”久里武志「だがねえよ おめえにオレを越える・・ミラクルはな!!」
2019/02/16
18
 ネットスラング
注意の要るズルい論法「主語が大きい」”太宰メソッド”世間じゃなくて君の意見
2019/12/16
19
 ネットスラング
話題のぶった切り「そんな事よりサメの話しようぜ!」急にサメと言われても
2020/05/28
20
 ゲーム
“サガ2秘宝伝説”最強の武器?「ネコのツメ」すばやさが高いと攻撃力が上がる
2019/10/20

サンセット

当サイトの記事では、創作物などのネタバレを扱っている場合があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。