「白線の内側に下がってお待ち下さい」。
出典元、駅のアナウンスより。誰もが聞いた事のあるセリフである。
誰もが思う事でもないかもしれないが……、「内側ってどっち!?」問題がある。どうしてもあるのである。そんなものホーム側に決まっているが、電車を主体に見れば線路側が内側な訳で、日本語としてどうしても違和感が残る。そう思っている人も多いはずである。どうしてもあるのである。
そもそも駅案内のアナウンスは、あれだけうるさくしているにも関わらず不親切な事が多い。路線が1駅から10駅まであり、今5駅にいたとして7駅に行きたい場合、しかし案内、アナウンスは「1駅行き」と「10駅行き」しかない場合が多い。説明する気あるのか、と思う。そしてそういう時に限って路線図がずらっと書いてある案内板が数か所にしかなく、探し回るハメになる。電光掲示板に限界があることは分かるが、アナウンスはもうちょっと頑張れよと思う。嫌がらせなのか、怠慢なのか、初心者お断りなのか、……不親切だと気付いていないのか。
「白線の内側に下がってお待ち下さい」についてはさすがにゲシュタルトが崩壊しているので電車側に”下がる”ことはないが、気持ち悪さまで解消するには至っていない。最近では、点字ブロックを指して「黄色い線の内側に~」と言う場合もあるようだが、変わったにも関わらずつっこみたい要素は同じである。
文句ばかり言うのも建設的ではないので改善案を出すが、
「電車が参ります。お客様のいるホームの白線を目安に、線路に近寄りすぎないようにしてお待ち下さい」。
どうだ。