そのお店の味や雰囲気が好きで通っていたのに「いつもありがとうございます」とオーナーシェフが毎度挨拶、スタッフからも常連さん扱いに、みたいなフェーズになってくると、途端に足が遠のいてしまう。そんな客が思ったより沢山いることを、接客業の教科書にはちゃんと書かれているのだろうか。
そのお店の味や雰囲気が好きで通っていたのに「いつもありがとうございます」とオーナーシェフが毎度挨拶、スタッフからも常連さん扱いに、みたいなフェーズになってくると、途端に足が遠のいてしまう。そんな客が思ったより沢山いることを、接客業の教科書にはちゃんと書かれているのだろうか。
— Yugo Nakamura (@yugop) 2013年12月23日
出典元、Yugo Nakamura(@yugop)氏のつぶやきより。賛否両論ある事は理解した上で取り上げる。
主に一人で利用する飲食店で起こりやすい現象である。大勢で行った時ならば、店側が「いつもどうも」な対応をしてくれたのを嫌に思う人はそんなにいないだろう。店によるが。店に、よるが。
また、チェーン店では起こりにくく、個人経営の店舗で起こりやすい現象である。チェーン店ではそう教育されているのかもしれないし、それが答えなのかもしれない。
「いつもありがとうございます」。
まずこのひと言でギクッとする。顔を覚えられた! どのくらい居心地が悪くなるかはその人次第だが、やはり次行った時は見られてる感じもするし、「いつもありがとうございます」をストレートに受け取る前に、「監視されている……!」と感じてしまうかもしれない。自意識過剰な人ほどそうなる。もちろん、客側にも常連ぶりたい人もいるので、そういう人はどんどんフレンドリーになればいい。しかしそういう人がいる事が、この問題をややこしくしている。
実際、一人でいつも昼を食べに来る様な店だったら顔は覚えられてしまうだろう。しかしそこで店員側から常連扱いされてしまうと行きにくくなる人は多い。所感だが、あくまで一人で利用する場合、うれしく思う人2割、あ、なんか面倒くさい事になったな、と思う人8割、といったところだろうか。店の選択肢が多いなら連日同じ店に行くのはちょっと恥ずかしい、あの感情と似たところがある。店の前通り過ぎたら悪いかな、入ってそっけなくしてたら悪いかな、いつも食べてるのとは違うもの頼んだら何か言われるかな、話し掛けられたら何か話さないと行けないのかな、スマホいじってれば大丈夫かな、ちょっと上げただけでこれだけ面倒くさい要素があるのである。
やはり、店側としては、客から常連ぶりたそうに話をしてくる人はそういう扱いをして、そうでない人はそっとしておいてあげるのがテクニックなのだろう。チェーン店のマニュアルには、やはり書かれているのかもしれない。個人経営の店の人は、そのマニュアルを読んでいないのだから仕方ないが、そこはそこで経験と人を見る目で判断して欲しいものである。”話し掛けるなオーラ”は案外誰でも出せる。
本ページの情報は2023年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。