#顔がうるさい
出典元、ニコニコ動画などで使われるタグ。主な対象者は、声優の宮野真守。
声優の顔がうるさくてどうする。いや、どうにもならないが。というか声優は基本、顔出ししていないので、うるさくても支障がない。アニメーションの裏で声をアテながら必死に凄い顔をしているんだろうな、というのが聞いた人の第一感想だろうか。宮野真守を知っている人なら、「シュタインズゲート」の岡部倫太郎(おかべ りんたろう)や、「東京喰種」の月山習(つきやま しゅう)の演技を思い浮かべて、「凄い顔してこのセリフ言ってそう……」と思うのが第二感想か。宮野真守自体、顔出しの仕事もしているので、そういう意味では真っ当にうるさい顔を拝む事も出来るが、どちらかと言うとこれはアニメイベントなどの台本の緩いシーンで披露される目立ちたがり屋の宮野真守に付けられるタグだろう。既知の人の「あれね!」が第三感想。
アニメも人気作になるとファンを集めてイベントを行ったりする。その出演者は、アニメ監督だったり主題歌の歌手だったりするのだが、メインとしては現在ではもう一般的とも言える、人気職業としての声優である。近年の女性声優の美人度の高さは目覚ましいものがあり、芸能人的な人気はうなぎ登りである。まあ、元々声優も芸能人だが……。そしてそういうイベントに登場するタレントとしての宮野真守の顔がうるさい。いや、日本語としておかしいのも分かるが、宮野真守に関しては、
見 れ ば 分 か る。
そもそもタグが存在している時点で周囲にそう認知されている。宮野真守は顔がうるさい、と。実際のところ宮野真守はチャラチャラした感じのイケメンなので、真顔ならただのイケメンである。「声優が顔出しするイベント」と聞いて一般の人が想像する態度とは一線を画し、ドヤドヤした態度と目立ち過ぎるオーラと、うるさい顔がとにかく目を引く。女性声優に嫌がられかける絡みも見ものの一つで、通常なら反発を買うところだが、宮野真守は結構とっくに結婚しているので、そういうところで反発が生まれにくい。おっさんが若い子にちょっかいを出すのに近い感じになるので、どちらかというと「いいぞもっとやれ」になってしまう。それはやはり、宮野真守がただのチャラ男ではなく、目立ちたがりなだけな事が”顔のうるささから伝わってしまう”からだと思われる。声優もたまにこういう突然変異種みたいな人がいるのが、面白いところである。
「顔がうるさい」のタグは、宮野真守以外にも顔芸を得意とした人物やアニメキャラなどに使われる様だが、どちらかというと二次元より三次元の人に対して使われている。日本語としておかしい事も含め、リアル人物に使った方がニュアンスが近いのだろう。