「店長」
出典元、ネットのどこか、メインは画像。スーパーで売っていた肉の名称。
スーパーでよくある、発泡トレイにラップを被せて売られている肉のラベルには名前が印刷されている。その名前が「店長」だったので話題になった。まあ、ネタ画像ではあるが、故意では無さそうな、……ネタである。少し有名。
いや、故意かもしれないが。故意だった場合は恨みも感じる。ギャグにしては怒られるだろう。生きているであろう店長から。
これは内容物が「肉」な事に猟奇的な怖さを感じる。というか肉でなかったならそこまでネタにはならなかっただろう。加工日や賞味期限まで印刷されており、どこをどう間違えたら「店長」と印刷されてしまうのか担当者に問い詰めたいところである。やっぱり故意だったのかもしれない。値段は100グラム93円。複数個並んでいたかは不明。その後の顛末も不明。ネコを店主にしている店の様に、ニワトリかなにかを店長扱いにしていた店だったとしたらさらに怖い。というかシャレになっていない。そんな事もないだろうが。
しかしまあ実際はただの印刷ミスだろう。これが「田中さん」とかでもしっかり怖い事を考えると、普段目にするものの名前を入れ替えただけで違和感バリバリの名前になるという事が分かる。やりようによっては面白い企画になるかもしれないが、猟奇的なのは良くないだろう。
しかしこれが肉ではなく魚になってくるとちょっと毛色が違ってくる。と思う。スズキという魚の「鈴木さん」などはギャグとして使えるかもしれないし、魚は切り身では無く丸ごと売れるサイズがいるので、鯛の「坂本部長」とかがいても面白いかもしれない。面白くないかもしれない。そういう事は大っぴらにやるか、たまにリスペクトでやるかで効果の度合いが変わってくる。年がら年中やっている店があっても楽しいかもしれない。イクラが「佐々木さんの卵」、ワカメが「水木さんの髪の毛」、ししゃもが「鈴木さんたち」。やっぱり気持ち悪いか。「田端さんの切り身」、あ、やっぱり切り身はダメだ。厳密には入荷したあとそういう名前を付けただけですよ、と言い訳も立つが、ひんしゅくを買う事も間違いないだろう。やはり一発ギャグの域を出ない。今回の肉の「店長」の様に、なんかたまたま間違えて紛れ込んじゃったんだな、というのが怒られない、店長にもお客にも怒られない、ギリギリの線だろう。
せめて、攻めているといったらコンビニの肉まん辺りだろうか。「スライム肉まん」があったと思うが、「ドラえもんまん」や「はちゅねミク肉まん」もやっていた様な気がする。つまり……、加工食品なら許されるという事か。しかしこれが「うちの店長肉まん」という名前の普通の肉まんだったらどうかと言われると、やはり気持ち悪い。