「今日のダーリン」
出典元、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」のトップページにいつも表示されている、謎のコラム。誰が書いているのかは不明。
そういうところに、きをつかわないといけないんだなあ。
と、糸井重里風に書いてみる。やや「みつを」っぽくなってしまったかもしれない。
「ほぼ日刊イトイ新聞」、コピーライターの糸井重里が、インターネット黎明期から”ほぼ日刊”で更新しているサイトである。……のか? よく分からない。なぜ分からないのかはおそらく、かなり初期の段階から複数名が記事をアップする体制になったからだろう。糸井重里がほぼ日刊で更新しているのか、ほぼ日刊でサイト内の記事を誰かしらが更新しているのかも不明である。まあ、どちらかだとは思うが、不明である。調べろよ、と思うかもしれないが、サイト自体がその辺の説明をしておらず、結構ザルだったりする。詳しく書かれてもいないし、「今日のダーリン」ってなに!? という話になる。普通になる。
どこかのインタビュー記事で糸井重里が、「ほぼ日刊の”ほぼ”はまだ使ってないんですよ」と言っているのを読んだ覚えがある。つまりずっと日刊、毎日更新しているという事だが、その記事を見たのもかなり前なので実際のところは分からない。そして「今日のダーリン」が毎日更新されているのかもコラム自体にタイムスタンプがないため分からないし、誰が書いているのかも不明だし、そうなって来ると手帳とか、ゲーム話方面で「マザー作った人!」とか、任天堂の元社長、故・岩田聡氏のエピソードを探しに来た人がゲーム関連の記事を読みに来るサイトになってしまう。元ファミ通の名物ライター、「風のように永田」が現在いるのもここである。新聞と言うだけあって、なかなかに大きなサイトなのである。……糸井重里は?
さて煽りすぎたのでゴメンナサイというところだが、いつからか「今日のダーリン」にサブタイトルが付くようになった。
糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの
「今日のダーリン」
である。つまり前提として、糸井重里が毎日更新しているサイトだった訳である。いや、……いやいやいや、だろうよ? そうだろうよ? みんなそう思ってたろうよ? しかしどうなのよ「今日のダーリン」というタイトルは。著名コピーライターの本拠地の一番大事なエッセイのタイトルに物申すのもどうかと思うものの、長年一抹の疑問を抱えて読んで来た人も多いはずである。なにせタイトルの主観が他人である。奥さんが書いている、と言われたらしっくり来てしまうタイトルなのだ。こればかりは、タイトルの敗北だと思う。そして最近になってサブタイトルを付けたのが、分かりにくかった事を自ら認めた証だと言わざるを得ない。嗚呼、もったいない。
そういうところに、きをつかわないといけないんだなあ。