「私信用してないから……、みんなのこと」。
出典元、不詳。
女子大生グループでの会話の最中に、その中の一人が放ったセリフである。こっそり言った訳ではなくしっかり聞こえる音量だったので、グループのみならず近くにいた関係ない人までもビックリした。ケンカか? 仲違いなのか!?
しかしその子が言うには、これは車の運転のことだったらしい。それまでの話の流れで、みんなで車でどこか行こうか、という話になっていたようで、おそらくその女の子は「みんな免許取りたてだし長期の運転はあんまり信用できないなー」ということを頭に思い浮かべたのだろう。だが口から飛び出したのは断片的な単語だけだったので、いきなり言われるとギョッとするセリフになってしまった、という落ちだった。
急にざわっとした空気になり、「ちょっとちょっとどうしたの?w」という質疑を経て理由を聞いていくうちに、みんな納得して落ち着いていった。天然ちゃんだったのかもしれない。なんて言えば良かったのか。「みんな免許取り立てだし、お父さんの運転とかに比べると遠出はちょっと怖いかな……」あたりか。
世の中にたまにある、意思の疎通に変な失敗の仕方をしてしまうが、後で笑えるパターンである。笑って済ませられる関係なら。