「ミルクをたくさん付けてもらえます? 5個とか6個とか」
出典元、不詳。ただ、これはマクドナルドのカウンターでの会話で、この発言は客のセリフである。
ビジネスライクな感じの日本人男性と外国人男性の二人連れがマクドナルドに寄り、日本人の方が二人分を注文していた様だ。仮にアメリカ人とするが、その連れのアメリカ人が、飲み物でカフェラテ的なものを頼みたかったがそのマックには無かった。マックカフェがなかった時代だったかもしれないし、やっていない店舗だったかもしれない。そこで日本人がどうしようか考えた末、コーヒーを頼んで店員にしたのがこの提案である。アリなのだろうか。
「ミルクをたくさん付けてもらえます? 5個とか6個とか」
しかし裏技的なものとして、チキンナゲットのソースの技がある。チキンナゲットを頼み、「ソースはバーベキューとマスタードのどちらになさいますか?」の質問に、「両方ください」と答えるやつである。日本語としてどうかと思うが、実際に有効であり、2つもらえる。割と有名である。別に店員がその時判断しているのではなく、公式にそういうルールとなっているそうである。現在販売している15ピースのナゲットだと、通常3個までで、言うと4個までもらえる。明日から始まる期間限定ナゲットソースの「しょうが醤油ソース」と「タルタルソース」も同様にもらえるので、試しにやってみるといいかもしれない。
さて話は戻し、ミルクであるが、ミルクというかコーヒーフレッシュをたくさん頼むのはアリなのだろうか。実はこの結果は不明である。おそらくは、それこそ店員判断になるのかな、とは思う。単価は安いものであるし。そしてもう一つ、日本人よりは珍しいアメリカ人のお客、という要素が存在する。なんとなくだが、せっかく来てくれた外国人に親切にしてあげたい、という気持ちが出てしまうのは、ルールを破る事になっても、致し方ない事かもしれない。上司も許してくれる気がする。今回だけですよ、という思いは言わなくても伝わるだろう。おもてなしの心ではないが、チェーン店で働いている人とて人の子である。おそらく引き受けてくれたし、怒る人もいなかっただろう。
で、オチとしては尻しぼみだが、その頃マックには「アイスカフェオーレ」というパックのドリンクがあった。店員からの「こちらはいかがですか?」に、外国人もそれでいいと言ったので、結局コーヒーをやめてそれを注文し、問題は解決した。なんてことない結末である。しかし現在、「アイスカフェオーレ」は販売終了となってしまったので、もうその手は使えない。近年力を入れ始めた「マックカフェ」の影響だろう。しかし「マックカフェ」はどのマックでもやっている訳ではないので、なかった場合は我慢してミルク入りコーヒーを飲むか、それこそ紙パックの「ミルク」、牛乳でも飲むしかない。贅沢を言う様なものでもないだろう。