「日本語でおk」
出典元、2chスレ「ウルトラマンが悩みを聞いてあげるスレッド」より。現在はネットスラングとして広く使われている。
掲示板などで、議論にしろそうでないにしろ、頭が熱くなって訳の分からない事を言ってしまう人に向けての言葉である。意味としては「何言ってるか分からないぞ」だが、小洒落たひねりを加えて返すときに非常に使い勝手が良いネットスラングである。ただし、軽く馬鹿にした言い回しでもあるので、取り扱いには注意が必要。
しかしそのままバカにする場合にも使われている。独自理論をさも当たり前の様に披露した人に対し、正面から否定するのも馬鹿らしい、という際に済ますには最適である。「日本語でおk」。こう返すだけで全否定出来る。まあ、そういう様な人には伝わらない場合が多いが……。
また、文面からして「日本語以外へのつっこみ」としても普通に使える。英語だのフランス語だので書き込みがあった際、「日本語じゃないと意味が分からないよ」の意味を込めて「日本語でおk」としても使える。これはそのまんまの意味である。特に2ちゃんねる文化を強く受け継いでいるニコニコ動画ではその傾向が強く、またつっこみや指摘というよりも様式美になっている動画すらある。明らかにそのツッコミ待ちの動画などもあり、歌ってみたメドレーの中に唐突に意味もなく別言語での歌唱が混じっていたら、遠慮なく「日本語でおk」のコメントをしてやるのが優しさであり、楽しみ方である。
「日本語でおk」は、かなり有名なフレーズのため、変形版も同じノリで使用される。元がウルトラマンの「ジュワ!」から始まったものなので、動物的に「ワンワンワワンワン?」や「ニャンニャンニャーニャニャンニャン?」などのボケに対し、「スワヒリ語でおk」や「ウイグル語でおk」など、明らかにこちらも使えない言語で返すというボケ返しにも使え、実際にそれらのやりとりはネット各所で見受けられる。
面白いのは語源で、別に円谷プロは関係ないのだが、「ウルトラマンが悩みを聞いてあげるスレッド」はアスキーアートを除けばこう始まっている。
1レス目
ジュワ!
2レス目
ジュワワワジュワワ、
ジュワジュワジュジュワワワワワ?
3レス目
>>2日本語でおk
「ウルトラマンが悩みを聞いてあげるスレッド」である。つまりスレッドタイトルで主旨を説明し、1レス目でさあどうぞの意味で「ジュワ!」と決めの挨拶をしたところ、2レス目で「ウルトラマン語」での質問が来てしまった。ボケではあるが当然、意味は誰にも分からないしこれではスレは進められない。つまり「あ、すいませんウルトラマンが答えるスレですが日本語でいいですよ」の意味の「日本語でおk」だったのである。2005年のスレッドだ。これを語源にして、意味を変形させつつこんな短いフレーズが2017年現在も使われている。そんなネットスラングがあるというのが興味深く、Японский интересен.
おっと、
「日本語でおk」