言の葉の魔力

名言から名称、掛け合いまで。魔力を放つ言の葉を紹介

表現

「ディスる」

投稿日:2018年5月23日


「ディスる」

出典元、ネットや日常で近年使われ出した表現。ネットスラングな気もするが日常生活でも使われ、通じたりしている。

意味としては「侮辱する」、「見下す」など、良い意味では無い。そもそも尊敬という意味の「respect」、リスペクトの意味を裏返した「disrespect」から来ているので、尊敬とかの逆の意味である。というか「dis」自体が続く言葉を否定する接頭辞である。ん? やはり単に「dis」から来ているのだろうか。詳しくはググろう。しかしどちらにせよ「否定する」系全般、という見方も出来る。自然発生系の用語なので厳密な意味は無いと思われるが、少なくとも良い意味では無いので、使い方には注意されたい。

しかしどうやらネットで流行ったものがテレビで紹介された事により一般にも広まってしまった言葉の様で、ネットスラング感が満載ながらも日常会話で使っても”意外と通じる”表現である。結構よく聞く。実際に存在する英語だからという部分もあるのか、ないのか……。商品をディスったり、人をディスったりと様々な使われ方があるが、直接的でない事と通じない人がいるかもしれないオブラート感が、使いたくなる要因だろうか。ただ、「この掃除機、ディスってやる」という様な使い方では無く、「こらこらさりげなくディスるなw」などと「ディスっている」事自体の説明として使われている感じである。自然と使えるがあえて使うとなると難しい。

この、英語を動詞にしてしまった和製英語とも言い切れない謎の用語感がなかなか使い心地いいのか、どちらかというと若者言葉としてもうなんか定着してしまっている。現代用語の基礎知識には載っているのではないだろうか。つまり若者には概ね通じ、シニア世代にはあまり通じない。やはりネット発祥がらみの要因もあるのだろう。ちょっとだけヒップホップ感もあるのが上の世代に使われにくい要因かもしれない。あ、そう言ってしまうとラップにすごく使われているイメージがある。実際はどうか知らないが、……、ああ、リスペクト絡みか……。

まあ一応、自分で使わないにしろ知っておくに越した事は無い表現ではある。「ねぇねぇ、田中さんがこないだあなたの事ディスってたよ」と言われてなんの事が分からないと告げ口が成立しないし、「ディスるってなに?」と聞くのも比較的恥ずかしい。いや、知ったかをしてしまうのがもっと恥ずかしいのだが、その境界線上を少し超えてきたところに存在する表現な事も確かだろう。使う事は推奨しない、いや使うなら注意して使うべきだが、意味を知っておいた方がいいのは確かな表現である。

-表現

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

カテゴリー「表現」

「同姓同名」

「同姓同名」 出典元、普段から使われる日本語の表現。広辞苑、ではなくウィキペディアには、「姓名(氏名)が同じ読みでかつ同じ表記であること」とある。 「同性同名」ではない。 要するに山田太郎という男の子 …

カテゴリー「表現」

「少なくても」

「少なくても」 出典元、比較的有名な誤用。国語力検定問題文。 これは「私の分は少なくてもいいよ」とかの使用例ではなく、「少なくても私はそう思わない」といった使い方の場合である。「少なくとも」を使うべき …

カテゴリー「表現」

「そこをなんとか」

「そこをなんとか」 出典元、不詳。日本語でよく使われる表現の一つ。 ルールと、それに対する厳格度認識の個人差のお話。たぶん、関東人と関西人という区分けをしても、著しく異なる。 簡単なところでは値切り交 …

カテゴリー「表現」

「前者、後者」

「前者、後者」 出典元、一般用語。あらゆるところで使われている表現。 結論から言うと、分かりにくい。 「前者はこの様な説であり、後者はこの様な説である。筆者の考えによると、前者は○○であり、後者は○○ …

カテゴリー「表現」

「切り札」

「切り札」 出典元、日本語の表現。主に勝負事において使われる強力な奥の手。 漫画などでは特にバトルものの展開でよく使われる手法である。味方キャラが苦戦する、敵キャラがそんなものか、と余裕を見せる。しか …




「言の葉の魔力」プロフィール画像
コトノハ

当サイトの記事では、創作物などのネタバレを扱っている場合があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。