「ネットの小説は人気にならないと書籍にならないから書籍になったネット小説はもれなく人気です。古事記にもそう書かれています」
出典元、どこかのネットニュースに付いたコメントより。kazaru氏のひと言。
ちょっとこれは、記事の内容が不明なので、付けられたこのコメントから記事の内容を想像しつつ、コメントと共に取り上げる。……おそらくネット発の小説が人気を集めている、そしてアニメ化もされて凄く売れている、とかの記事だろう。もしくは名指しで「なろう系」の小説について書かれた記事だったのかもしれない。そもそも「なろう系」が専門用語だが……。
よく考えたら当たり前なのに、あまり意識されていない要素の話である。有名な漫画雑誌で連載されている人気漫画がアニメ化される事は多い。また、アニメ制作会社が力を入れて作ったオリジナルアニメというものも、ごく普通に大量に作られている。しかし人気アニメの一覧を見ていくと、それ以外にライトノベルのアニメ化というものがある。それ自体は昔から、それこそ「スレイヤーズ」の時代からあったのだが、最近ではタイトルからして異彩を放つラノベラノベした作品も人気を博しているのである。
書店のライトノベルコーナーにある、またこれかと思うぐらい似た様なテーマの作品たち。説明チックな長いタイトルで、異世界転生、チート能力、ハーレム展開、よくこれだけ似た様なものを出せたものだが、しかし、テンプレート通りの設定でお約束展開だったとしても、面白いものは面白いのである。元は素人が無料で書いて公開していたネット小説であっても、小説投稿サイト「小説家になろう」であれば読まれた回数でランキングが付くので、どれが人気なのかは分かりやすくリストアップされている。もしライトノベルの編集者が売れそうな作品を探すとしたら、「なろう」のランキング上位をチェックすればいいだけである。これを「りさーち」と名付けよう。ひらがなで、「りさーち」である。
その流れがあるために、つまり、こうなる。
「ネットの小説は人気にならないと書籍にならないから書籍になったネット小説はもれなく人気です」
あまり意識されていないが、よく考えたら当たり前の話なのである。このコメントには皮肉の効いた一文が沿えてある。
「古事記にもそう書かれています」
なかなかの切れ味である。
「そんなの当たり前じゃん」を柔らかくしたあとに、再度とんがらせると、こういう表現になるのだろうか。なかなか皮肉の効いたコメントである。……と思ったらこれには元ネタがあった。小説「ニンジャスレイヤー」で使われている”忍殺語”と呼ばれる表現のひとつらしい。あらら……、なるほどね。チクリと苦無(くない)で刺してゆく~。
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「ネットの小説は人気にならないと書籍にならないから書籍になったネット小説はもれなく人気です。古事記にもそう書かれています」
投稿日:2020年10月10日
出典元、どこかのネットニュースに付いたコメントより。kazaru氏のひと言。
ちょっとこれは、記事の内容が不明なので、付けられたこのコメントから記事の内容を想像しつつ、コメントと共に取り上げる。……おそらくネット発の小説が人気を集めている、そしてアニメ化もされて凄く売れている、とかの記事だろう。もしくは名指しで「なろう系」の小説について書かれた記事だったのかもしれない。そもそも「なろう系」が専門用語だが……。
よく考えたら当たり前なのに、あまり意識されていない要素の話である。有名な漫画雑誌で連載されている人気漫画がアニメ化される事は多い。また、アニメ制作会社が力を入れて作ったオリジナルアニメというものも、ごく普通に大量に作られている。しかし人気アニメの一覧を見ていくと、それ以外にライトノベルのアニメ化というものがある。それ自体は昔から、それこそ「スレイヤーズ」の時代からあったのだが、最近ではタイトルからして異彩を放つラノベラノベした作品も人気を博しているのである。
書店のライトノベルコーナーにある、またこれかと思うぐらい似た様なテーマの作品たち。説明チックな長いタイトルで、異世界転生、チート能力、ハーレム展開、よくこれだけ似た様なものを出せたものだが、しかし、テンプレート通りの設定でお約束展開だったとしても、面白いものは面白いのである。元は素人が無料で書いて公開していたネット小説であっても、小説投稿サイト「小説家になろう」であれば読まれた回数でランキングが付くので、どれが人気なのかは分かりやすくリストアップされている。もしライトノベルの編集者が売れそうな作品を探すとしたら、「なろう」のランキング上位をチェックすればいいだけである。これを「りさーち」と名付けよう。ひらがなで、「りさーち」である。
その流れがあるために、つまり、こうなる。
あまり意識されていないが、よく考えたら当たり前の話なのである。このコメントには皮肉の効いた一文が沿えてある。
なかなかの切れ味である。
「そんなの当たり前じゃん」を柔らかくしたあとに、再度とんがらせると、こういう表現になるのだろうか。なかなか皮肉の効いたコメントである。……と思ったらこれには元ネタがあった。小説「ニンジャスレイヤー」で使われている”忍殺語”と呼ばれる表現のひとつらしい。あらら……、なるほどね。チクリと苦無(くない)で刺してゆく~。
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執筆者:kotonoha-sorcery
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