言の葉の魔力

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挨拶

「いらしゃいませー」

投稿日:2019年4月5日

「いらしゃいませー」

出典元、日本各地にある飲食店での外国人店員の挨拶。都市部に多い。

正しくは「いらしゃいませー」ではなく「いらっしゃいませー」である。日本語が下手。それは仕方のない事であって、目くじらを立てるところではないかもしれないのだが、目くじらを立ててはいけない訳でもないので、今回取り上げさせていただく。

そもそも日本に来て、ギリギリでも日本語の日常会話を行える外国人というのは、二か国語を話せるバイリンガルである。英語を話せる日本人の様なものだ。その時点で、頑張って勉強して覚えたという意味で尊敬に値する存在である事は疑い様がない。しかしそれを使う先が、例えば飲食店のバイトで一日何十回も発声する「いらっしゃいませー」すら「いらしゃいませー」としか言えないのであれば、それは怠慢ではないか。本人だけでなく、雇っている店側の認識の問題でもある。

別に難しい事を言っているのではない。一つの言語を覚えるぐらい勉強した人に対して、例えば働いている店で使う挨拶、注文時のやり取り、商品名ぐらい、正しい発音でしゃべれる練習をさせるのは、それほどの労力なのだろうか。客がメニューの名前をちゃんと発音しているのにキョトンとしたり、ご注文を繰り返すところでカタコト過ぎるものになっていたらとても不安である。特に都市部での、飲食店バイトの外国人率は異常に高いので、そーいうところをしっかり気を付ければ、うるさく言って嫌がる人も減るのになー、と思う次第である。

たまに中華料理屋で、中国人店員同士が中国語で注文を通したりしているのを見た事がある人は多いかと思う。手話に通ずる裏技的なものに見えてちょっと格好いい。ある種のテレパシーである。客の陰口だったとしても分からないという難点もあるが、そういうのは結構、言葉が分からなくても雰囲気で感じ取れてしまうので、最低限のマナーは守られている気がする。逆にバイトではなく、経営自体に日本人が関わっていないと、店長からして外国人なので、店全体のノリが日本の常識に則っておらず、なんというか”雑”な場合が多い。いい意味でフランク、悪い意味でテキトーとなる。

それはそれで本場っぽくて良い場合もあるし、衛生面で不安になる場合もあるが、最近は来日から出店までをも代行するブローカーのせいで、街中に大量のインドカレー屋が出来てしまったり、しかし出店し過ぎてどこも閑古鳥が鳴いていたり、大体のインドカレー屋がネパール人の経営するネパール風インドカレーを出していたりと、状況はカオスである。ナンもあの、大きくて美味しいあれはインドで食べられているものではなく、パキスタンのものらしいので、やはりカオスである。ここでせめて、挨拶の言葉ぐらい、発音をしっかりしていれば、多少のポジティブ要素で日本人の客にも受け止められると思うのだが、難しいのだろうか。難しいの、だろうか?







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