言の葉の魔力

名言から名称、掛け合いまで。魔力を放つ言の葉を紹介

アニメ

「特に、意味はない」

投稿日:2017年4月25日

出典元、アニメ「シュタインズ・ゲート」23話より。岡部倫太郎のセリフである。

「シュタインズ・ゲート」はとにかく深く作り込まれた作品で、魅力的な登場人物にあふれ、また、熱い作品である。このセリフが放たれたのは終盤の23話。神回である。

世に「タイトル回収」という言葉があるが、作品タイトルの意味が最初から分かっているのではなく、作中で明らかになることを言う。この作品においては、主人公の岡部倫太郎、というか鳳凰院凶真が途中でたまに「シュタインズ・ゲート」の名前を出しているので初出ではないが、本人が考えて勝手に言っているだけの厨二ワードで、周りもそれは分かっているので軽く流されるような扱いである。

物語の終盤、希望と絶望、諦めを経て、これどうなってしまうんだろう……、と思った矢先、このワードが唐突に岡部倫太郎以外の人物から発せられる。「え!?」から始まる第23話である。何故その名前が……。岡部倫太郎が勝手に付けて呼んでいた名前だぞ? しかしそれがその後の展開にからんでくる。シュタインズ・ゲートを目指せ、そしてその意味がここで明らかになる、……はずな、の、だが、

シュタインズ・ゲートという名前に「特に、意味はない」のである。

なんということだ。しかしこの、意味がないはずのものが目的の名前になっている未来と現在をシンクロさせた演出が、狙いに狙った燃えるシチュエーションとなって非常に映えている。そして、絶望していた主人公の復活へのキーにもなっている。

「特に、意味はない」というただの言葉に強い意味が持たされてしまった。意味がある言葉になってしまった。こんなありえないことを、ありえさせるストーリー展開は、本当にすごかった。

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